監督:マーク・ロスマン 出演:ヒラリー・ダフ ヘザー・ロックリア クリス・ノース、他 オススメ度:☆☆−
【あらすじ】 シングルマザーのママと妹と3人家族の女子高生ホリー。下らない男と恋愛しては失恋→引越しを繰り返すママに着いて行くのにうんざりしていたホリーは、新しく引越した先で今度こそ安定した生活を送りたい!と一計を案じ、友達の叔父さんをモデルにしてママにお似合いの「パーフェクトな男性」をでっち上げて、手紙やインターネットを駆使してママに恋愛気分に浸ってもらう事に。ところがウソにウソを重ねる内に、ママの恋人は自分が捏造していると言えなくなってしまい・・・
【感想】 1月13日〜17日までサイパンにぷちバカンスしてました。 てな訳で、サイパン−名古屋間(帰りの便)の機内上映で鑑賞した映画の感想など。 本作、日本公開の予定が立っていないようです。ですから今の所邦題が判らないから「The Perfect Man」という原題で感想をUPしますが、今後邦題が判り次第タイトル変更しますのであしからず。
本作はアメリカで爆発的人気のティーン・セレブ「ヒラリー・ダフ」主演のアイドルラブコメだそーだ。 すいませんねぇ。ヒラリー・ダフ嬢を全く知りません。日本のティーン・セレブすら知らないぴよが、海外のティーン・セレブまでカバー出来るハズがないんですよ。 ちなみに他の出演者もぜーんぜん知らん。クリス・ノースという濃い顔のおじさまは「Sex and the City」なんぞにもご出演なさっているそーなんですが、「Sex and〜」シリーズ見た事ないんですわ。えぇ。ほんとーにすいません(^-^;
てな訳で、話はクソでした。←いきなり何を言うか(苦笑)
いやぁ・・・何でしょうねぇ。腹が立って仕方なかったですねぇ。 そもそも子供の教育そっちのけで、男のケツばっかり追いかけ(しかもクズ男ばっかり)、挙句失恋すると「新しい冒険」とか訳わかんない事言って子供巻き込んで引越しを繰り返すシングル・マザーですよ。 アホですか、このオンナ。いくら子供に対して愛情があったって、これぢゃー子供がグレない方が不思議ですわ。
と、娘のホリーに同情していたら、親が親なら子も子でしたわ。 最初の内は許せる範囲だったホリーの捏造劇も、度を越して他人振り回して迷惑掛けまくるまで行くと話は別。 大体からして、何の承諾も得ずに同じ町に住んでいる友達の叔父の写真を勝手に利用して、もし自分の知らないトコロでばったりママとその叔父さんが道ですれ違ったらどうするつもりだったんでしょうか? 何もかもが理解に苦しむ行動&エピソード&設定。完全に破綻してると言っていいでしょ。
散々捏造しまくってママをコケにしておいて、挙句の果てにママにウソがバレた時のホリーの言い分が 「ママには強くカッコよく生きて欲しい」←みたいなおキレイなセリフ ・・・はぁ?そんなセリフでママが立ち直っちゃうくらいなら、もっと前に訴えておけよ、と。
ってか、映画冒頭で「ママは自分の事ばっかりで子供の事を考えてくれない!」って娘に訴えられてるにも関わらず、全く聞き入れもせずに引越しを繰り返している「超ド級のバカ母」ですよ。 今更「強く生きて」なんて言われた程度でサックリ改心してるようじゃーお話になりません。 最後に何となく「大団円」になって行く様子を見て、溜息しか出ませんでしたねぇ。アホな話ですわ。
要するに、これは「ヒラリー・ダフ」というティーン・セレブ嬢が可愛らしく見えればOKなんだろうと。 ヒラリー嬢が一生懸命頑張って(方向性は全く間違っているが)、ちょっぴりワガママだけど憎めないカワイコちゃんで、本当はママも子供の犠牲になっちゃったちょっぴり気の毒な人で、だからどんなバカ母でもアホ娘でも所詮は美人母娘のやる事だから万事OKぢゃん♪みんなに愛されて当たり前ぢゃん♪みたいな話です。
まあ・・・お軽く見るラブ・コメ、最後がハッピーなら何でもアリ♪でOKな方なら、本作はなかなか楽しめるでしょう。 全く知らなかったぴよが見ても、ヒラリー嬢は本当に可愛らしいお嬢さんでしたから。可愛い女の子は得よねー(^-^;
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本作の邦題が「パーフェクト・マン」だと判明しましたので訂正しました。
(2006.4.27)
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