2005年12月05日(月) |
チキン・リトル(日本語吹替版) |
監督:マーク・ディンダル 声の出演:山本圭子(チキン・リトル) 中村雅俊(バック・クラック:父親) 小島幸子(アビー)、他 オススメ度:☆☆
【あらすじ】 小さな体が悩みのチキン・リトルは、ある日「空が落ちてきた!」と大騒ぎして町中の笑い者になってしまう。何をやってもツイていないチキン・リトルだが、一番悲しいのは尊敬する父親バック・クラックがチキン・リトルの可能性を信じてくれず、ロクに話も聞いてくれない事だった。汚名返上に励むチキン・リトルの元に、ある日謎のパネルが墜落して来た。更に親友のフィッシュが宇宙船に連れ去られてしまったのだ!!
【感想】 ディズニーの新作CGアニメーション。何でも本国では「ライオンキングに次ぐ大ヒット」なんだそーだ。 でも絶対に間違えてはいけない事がありますヨ。コレは「ディズニーが製作したCGアニメーション」であって「ピクサースタジオが製作したアニメーション」ではない、という事です。 ニモが好きぃー♪とかモンスターズ・インク大好きー♪という方は、来年公開予定の「カーズ」を楽しみにしましょう(笑)
さて、そんな訳で 「ピクサー製作のアニメーションは最高!」と思いつつ「ディズニーアニメはクソ」と思っているぴよです。 もう結果は見えたような書き出しをする自分の語彙のなさに、悲しくなる今日この頃・・・(^-^;
簡単に言えば「努力すれば、必ずいつかは報われる」「信じて頑張れば、必ず成功する」という話です。 間違っても「人間には能力の限界がある」「正直者ほどバカを見る」という事を知っている大人が見て、感動したり啓蒙されたり勇気をもらったりする事はありません(苦笑) ぴよがどんなに努力しても山田優ちゃんにはなれませんし、どんなに筋トレしてもイチローにはなれません。
チキン・リトルのキャラクターは確かに子供向けで愛らしいです。 でも、このキャラは一体何歳の設定なんでしょうか?見た目小学校低学年って感じですが、やってる事は妙に色気づいていて中高校生が好きそーな少女漫画さながらの口説きっぷりも披露してくれます(笑) しかも口説く相手は教師も一目置くようなドブス・・・まあ世の中の容姿に恵まれない婦女子に、何か福音をもたらしたいんだろうと思えば(コラ)充分許容範囲なんでしょうなぁ(溜息)
根本的に内容はとてもいいのですが、とてもじゃないけどヒネた大人が見て楽しめる作品ではありません。 「お子様連れで見に来た大人にも何か楽しんで頂かなければ!」と必死なようで、映画中に一生懸命既存の有名な作品のパロディを挿入していますが(ex.レイダース、宇宙戦争、プリティ・プリンセス等々)、パロディを探す為だけに1,800円出す勇気がアナタにあるだろうか?(^-^;
ですが、子供(よりもむしろその親)には是非見て頂きたい作品ではありますね。 特に「パパもママも、ボク(私)の話をちっとも聞いてくれない。信じてくれない。認めてくれない!」と、日々悲しい思いをして不登校を決め込んでいるよーな全国の親に恵まれないお子様諸君! 是非、両親を説得して本作を一緒に見に行きましょう。
この作品を親と一緒に見た後に飯でも食いに行って、そこでキミの思いを両親にぶちまけるのだ! それでもキミの言葉に耳を傾けない両親だったら、児童相談所に駆け込みなさいっ!←いきなり過激発言 大人向けの作品ではないけれど、子を持つ親には何かしら刺激を受けるモノはあるだろうと思いますヨ。
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