ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
ぴよと意見が合わないからっていじめないでぇ〜ん!(^_^;)
【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2005年10月24日(月) パッチギ!

監督:井筒和幸
出演:塩谷瞬
    高岡蒼佑
    江尻エリカ、他
オススメ度:☆☆☆


【あらすじ】
1968年京都。朝鮮高校の番長アンソン率いる一派と京都府立東高校空手部が激しく対立する中、東高校の教員の発案で朝鮮高校との親善サッカー試合が行われた。朝鮮高校に出向いた東高校の松山康介は、フルートを演奏する美少女キョンジャと彼女が演奏していた曲に魅了される。キョンジャと何とかして親しくなりたい康介は、彼女が演奏していた曲「イムジン川」のギター弾き語りと朝鮮語の勉強を始めるのだが・・・


【感想】
公開時、ネタが「在日vs日本人」という事で随分物議を醸し出した一作。
実はぴよはあまり井筒氏が好きではないので(作品ではなくて彼のキャラクターが。苦笑)、公開時は敬遠して見に行かなかったんだけど、友達から強く勧められたので今頃になって鑑賞する事に。
鑑賞する決め手は・・・ぴよ大好き♪オダギリジョー君が出演しているという事くらいでしょうかネ(こらこら)

基本的に本作は「青春映画」だとは思うんですよ。
2005年だろーが1968年の京都だろーが、高校生の関心は「女の子にモテたい」「やりたい(きゃー)」
で、たまたま日本人(しかも寺の息子)の康介が好きになったのが、在日朝鮮人の女の子だった・・・という話。

でも正直言ってさ、この映画ってズルくないか?(^-^;
だって内容に触れるとどうしても在日朝鮮人vs日本人に対する個人的見解云々って言われそうでさ、そーするとこの映画を褒めれば「左寄り」、批判すれば「右寄り」って決め付けられちゃいそうじゃん?

「青春映画」としては充分面白いんですよ。
小ネタも面白いし、舞台が京都というのも京都弁の雰囲気がこの映画のカラーに合っていてとてもいい。当時の風俗を面白く見せてくれるし、青春恋愛モノとして見るには面白いしジーンとするシーンもあってなかなか♪
クライマックスの乱闘シーンでチラッとファミリーマートらしき店舗が写るのはご愛嬌って事で(笑)

でもなぁ〜んか・・・違和感って言うのか、嫌悪感って言うのかなぁ?

在日の方は徹底的に日本人を嫌って呪って拒絶して、日本人は日本人で滅多やたらと差別して、目が合っただけで難癖付けては暴力ふるうというシーンが延々続くってのは・・・彼女と仲良くなりたくて一生懸命歩み寄っていく康介と、そして次第に康介に心を開いていくキョンジャの様子を際立たせたいが為の演出なのかもしれないけど、ぴよはこーいう描き方は好きになれなかったし、違和感があったって言うのか。

簡単に言っちゃえば「ロミオとジュリエット@日本版」みたいなネタですが、設定がなぁ・・・
ぴよが一番苦手としている部類の設定と描き方だっただけに、どーにも乗れない作品でしたわ。








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