2005年09月11日(日) |
チャーリーとチョコレート工場 |
監督:ティム・バートン 出演:ジョニー・デップ フレディ・ハイモア ヘレナ・ボナム=カーター、他 オススメ度:☆☆☆☆+
【あらすじ】 世界中の子供に愛されるウォンカ印のチョコレートには秘密がいっぱい。世界一大きな工場なのに誰も工場に出入りする人を見た事がないし、ウォンカ氏がどういう人間なのかも判らない。ある日ウォンカが「5人の子供を工場に招待します」と発表して世界中で大騒ぎ!チョコレート包みに入ったゴールデンチケットを手にした子供が工場見学出来るのだ。 工場の町外れに住む貧しくも家族思いの少年・チャーリーも、この幸運を引き当てるのだが・・・
【感想】 待ちに待ったバートン×ジョニー最強コンビ待望の新作! 世界中で1300万部以上を売り上げる児童文学の傑作「チョコレート工場の秘密」の映画化。とは言っても1971年に既に映画化されているそうですので(コチラは未見)、リメイクなのかも? ただ、本作は原作にはないシーン(ウォンカの生い立ち)が挿入されている所がオリジナルなんだそーだ。
いやぁ〜!こりゃー楽しい!! 悪趣味な極彩色世界、弾けたジョニーの衣装、めっちゃくちゃこだわったセット、CG多用が当たり前の時代に何故敢えて半年もかけて100匹ものリスを調教する必要があるのか!?つーか、リス可愛過ぎだから! 30度傾いた妙ちきりんなチャーリーのド貧乏な家の様子なんて、見てるだけでワクワクするぢゃん♪ それにウンパ・ルンパ達の不気味で恐ろしいくらい可愛くない事と言ったら!!(笑)
これは・・・バートンの悪趣味な世界観が好きな一部ファンにしかウケないんぢゃないのー?(^-^; ・・・と思いながら見てたんですが、世間的にも広くウケてる様子?ちょっと意外でしたねー。
本来は超お子向けの原作、内容も思いっきりお子向け道徳ファンタジー作品のハズですから、普通ここまで大人向けにブラックにされちゃうと世間からぶっ叩かれそーな気がしてたんですが。 大体からして、工場見学の出発地点で某ネズミ王国の某アトラクションをパクった出し物(しかも人形薄汚れてるし)が火吹いて燃えまくってますからネ(笑)
その後もアチコチで色んな作品のオマージュらしい小ネタを入れつつ、クソなまいきなガキをガンガンやっつけて行くという展開ってのは「子供に道徳を説く」というよりも、明らかに冷めた大人が可愛げのないガキとロクにガキを躾けなかったバカ親を誅殺して喜んでるよーにしか見えない・・・いやコレがぴよにはツボにハマってすんごい楽しかったんだけどサ♪ 子を持つ親が見たら、この作品ってどーなのよ?(^-^; 耳が痛い話だと思うのか、それとも自分の不躾を棚に上げて「この作品は道徳的にどーかと」って文句垂れるのか。
まあ、子育てしてないぴよは無責任に笑ってられるので楽です(苦笑) ガキとバカ親が次々と脱落して、その度に薄気味悪いウンパ・ルンパのミュージカルが登場する度に「在り得ねー!」と大笑いしていられるからゴキゲンです♪
とは言っても、最後はなんだかほのぼのしちゃって「バートン、丸くなったやんか」って気分。 原作と71年製作の作品にはなかった(らしい)ウォンカの生い立ちと父親との関係の見せ方も好きです♪ 「parents(親)」という単語がどうしても口に出来ないウォンカ、子供(家族の絆というモノ)が明らかに苦手という態度のウォンカの秘密を解き明かすのに非常に効果的に使われてたと思うし、ラストシーンに生きてたと思う。
でもー・・・この作品は賛否両論っていうか、ダメな人は全く受け付けない種類の作品だとは思いますねー。 そもそも世間的にウケてるらしい?のがぴよには不思議ですもの。正にハマったもん勝ちの代表ですネ。
そもそもジョニーファンのぴよが見てるんですから、本作の悪口なんて書く訳がないのだ(笑)
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