2005年09月10日(土) |
ファンタスティック・フォー【超能力ユニット】 |
監督:ティム・ストーリー 出演:ヨアン・グリフィズ マイケル・チクリス ジェシカ・アルバ、他 オススメ度:☆☆☆+
【あらすじ】 科学者リード・リチャーズは、かつてのライバルで今は実業家として成功しているドゥームから資金提供を受け、宇宙嵐を調査する事になった。リード、相棒で親友のベン、元恋人で今はドゥームと交際している科学者スー、そしてスーの弟ジョニーの4人はドゥームを伴い調査に出掛けるものの、計算外に早く訪れた宇宙嵐に巻き込まれて放射線を浴びてしまう。 地球に戻った彼らの体は次第に変化を起こし、不思議な能力を発揮するようになるのだが・・・
【感想】 またしてもアメコミの映画化。ハリウッドは本当にネタ切れなんでしょうか? この作品の事を全く知らなかったのですが、どーやらアメコミファンにとっては非常に懐かしく思い入れの強い作品のようでして、それこそスパイダーマンやハルクよりもずっと前から映画化が待ち望まれていたんだそーだ。
巷では「X-MENやMr.インクレディブルの二番煎じ」等とも囁かれているそーですが、X-MENと同じスタン・リー氏が書いてる作品でしかも今作のコミックの方が先に発表されてる訳ですし、そもそもMr.インクレディブルの方が本作のキャラクターをパクってるんですヨ。 ロクに下調べもせずに映画だけ見て「Mr.インクレディブルと同じぢゃん」なんて言うと、アメコミファンに袋叩きに合いますから気をつけましょう!←と書いてるが、実は映画見ながら「Mr.インクレディブルと被ってる」と思ってた人(笑)
コミック発表は1961年。ぴよが生まれる前ですからねー・・・今から40年以上も前に、こんな面白いキャラクターを考え付いたスタン・リーという人の才能には頭が上がりませんが、この作品を映画化するにはちょっと時間が経ち過ぎて少々賞味期限切れしているかも?という気がしなくはありません。
まあでも、アメコミの映画化としてはなかなかソツなく面白く作られていると思います。 今作では「ファンタスティック・フォーの誕生秘話」という部分が柱になった話ですので、正直言うと派手で観客がいかにも喜びそうなシーンというのは意外に少ないんですが、4人のキャラと悪役の紹介、お楽しみ(お色気?)シーンも入れつつ話を盛り上げる・・・という必要不可欠な要素はきちんと盛り込んだエンターテイメントには仕上がってました。
悪くはないんだけど、どーも印象が薄いなぁ(苦笑) キャラクターに際立つモノがないと言うのか・・・この作品って誰が主役なの?4人とも主役って言ったらそーなんだろうけど、やっぱ1人圧倒的なカリスマヒーローがいた方が見てて盛り上がるんだよね。 観客の視線はやっぱり紅一点の「インビジブル・ウーマン」に行くんだろーけど、映画の冒頭展開を考えると多分Mr.ファンタスティックが柱って事だよね?・・・うーん。コレがなかなか薄いキャラなんだな(笑)
個人的には「ヒューマン・トーチ」を演じたクリス・エヴァンス君に注目したいトコロ♪ 彼って「セルラー(2005.1.25鑑賞)」に出演してたよネ。セルラー見た時から「コイツはいい!」って思ってたけど、本作見たら益々気に入っちゃったな♪今後みんなも注目してあげてー(^-^)
ま、作品に関しては「大人から子供までちゃんと楽しめる娯楽作品ですよー」としか言いようがない。 本作が大ウケしたらPart.2を作るつもりなんだろーなー・・・という終わり方してますが、果たして続編は出来るかなぁ?
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