2005年07月15日(金) |
皇帝ペンギン(吹替版) |
監督:リュック・ジャケ 声の出演:大沢たかお 石田ひかり 神木隆之介 オススメ度:☆☆☆+
【あらすじ】 南極に冬が訪れようとする3月。暖かさを求めて多くの生き物が北に向かう中、逆に南へ移動を始める皇帝ペンギン達。目指すのは彼らが生まれた氷山に囲まれた場所。ここでパートナーを求めた彼らは5月に産卵する。その後メスは産んだ卵をオスに託し、生まれて来る我が子の為にエサを求めて100Kmも離れた遥か彼方の海に向かうのだ。そしてオス達は卵を守りながら冬の寒さをしのぐ為に身を寄せ合い、4ヶ月も絶食してメスが帰るのをひたすら待ち続ける・・・
【感想】 2005年1月に本国フランスで公開されるや、「WATARIDORI(2003.5.28鑑賞)」「ディープ・ブルー(2004.8.12鑑賞)」を軽く10倍以上超える驚異の観客動員数を叩き出した大ヒットドキュメンタリー。 予告編で流れる音楽が結構耳に残りますよネ。エミリー・シモンという方が歌ってらっしゃるよーです。
「WATARIDORI」も「ディープ・ブルー」も共にほとんどナレーションを入れない形で、とにかく圧倒的な映像体験をさせてくれるというタイプのドキュメンタリーでしたが、本作はペンギンを擬人化させて(ちょっと違うけど、まあそんな感じ)ペンギン達が語っているという手法のナレーションでドラマ仕立てに映像を見せて行くタイプです。 ある一組のカップルペンギンと、その夫婦から生まれた子供というファミリーにスポットを当てて、それぞれの声を上記の役者さん達が当て込んでいました(ぴよは吹替版で鑑賞)
とにかくスゴい映像です。 そそり立つ氷山、赤々と燃える夕日、目も覚めるような瑞々しく輝く青い空と海、そしてその地で力強く息づくペンギン。 延々と続くペンギンの行進を追い、-40℃の極寒の中ブリザードに震えるペンギン達を撮り、我が子の為に海中で目まぐるしくエサを求め続けて疾風のごとく泳ぎ回るペンギンを追う。 この撮影スタッフは凍死しなかったんでしょうか?本当に大変だったと思いますよー。
ま、そんな訳で「フツーに楽しめる、フツーのドキュメンタリー」でした。←をい すごく面白かったですよー。でも「NHK特集」見てるくらいの感覚。(^-^;
知られざる皇帝ペンギンの生態、物凄く非効率的な産卵と子育て。皇帝ペンギン達の苦労と苦悩。ヒナ達の可愛い様子から巣立ちまでを、誰が見ても楽しめるように上手く作ってあると思うし、こーいうナレーションだったら小さな子供が見ても勉強になるし、判り易くてファミリーで見に行くのに断然オススメ出来ます。
ま、そんな訳で「フツーに楽しめる、フツーのドキュメンタリー」でした。←しつこい(苦笑)
ま、ぶっちゃけ言うと「皇帝ペンギン」という一種だけに限定して撮影しているからどうしてもTV特番程度の分量だし、ナレーション構成がドラマ仕立てだから子供向けなイメージになっちゃうんですよね。 それがいけない訳じゃないけど、大人が見るには少し物足りない感じがしなくもなかったかな?ってトコロですか。
子ペンギンの吹替えを神木隆之介クンがやってますが、恐ろしく可愛い声です♪ はぁ〜・・・声変わりして欲しくないなぁ〜(^-^;
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