監督:マイケル・ベイ 出演:スカーレット・ヨハンソン ユアン・マクレガー ジャイモン・フンスー、他 オススメ度:☆☆☆☆−
【あらすじ】 近未来の地球、大気汚染下から救い出された人間はコロニーに収容され、完全な健康管理の下で暮らしていた。ここで暮らす人々の夢はただ1つ、地球上で唯一汚染を免れた地上最後の楽園「アイランド」行きの抽選に当たる事。コロニーに収容されて3年経つリンカーンは、コロニーとアイランドに疑問を持つようになる。ある日たまたま見つけた「虫」の存在からアイランドの正体を知ってしまった彼は、ほのかに思いを寄せるジョーダンと共にコロニーから逃げ出すのだが・・・
【感想】 「アルマゲドン」で現在を描き、「パールハーバー」で歴史を描いたマイケル・ベイ監督がついに未来を描く!と、なかなか気の利いたキャッチコピーの近未来SFアクション大作。 ぶっちゃけ言うと、「アルマゲドン」も「パールハーバー」も全く好きじゃない・・・もっと言うとかなり積極的に嫌いな作品だと思っているぴよは(苦笑)、どーやらマイケル・ベイ監督作品が肌に合わないらしい。 肌には合わないけど、ユアン・マクレガーもスカーレット・ヨハンソンも大好き♪・・・ジレンマですのぅ(^-^;
さて本作。 面白かったですよー!フツーに面白かったです♪ 設定が2017年だか2019年辺りってのが、余りに近未来過ぎてちょっとリアリティに欠けてる感じはするんだけど、とにかく映像がすんごくキレイだし迫力があって面白い! 金掛かってまっせー!こーいう映画って絶対に日本じゃ作れないよー。スポンサーいないからねー!(笑)
そんな訳で、いかにもハリウッドらしい映像と迫力を楽しみたいという方には断然オススメ出来る1本です♪
色々ツッコミ入れられる箇所も満載ですが、そーいった細々したツッコミドコロを全部「ド派手アクション」の絵と音響で吹っ飛ばしてゴリ押しして誤魔化して行くという、ある意味心地よく「ハリウッド式」を楽しませてもらえる作品♪ (一応気持ち的には褒めてるんですが、嫌味に聞こえるかもしれないワ。ほほほほほ)
内容については敢えて触れないでおきましょう。 それこそツッコミドコロ満載ですが、散々楽しい絵を見せてもらって「予定調和」なオチに向かってガンガン突き進んでいくタイプですから、一々ツッコミ入れるのもバカバカしいっしょ(笑) ちゃんと「お色気シーン」も入ってて、スカーレット・ヨハンソン嬢の唇は厚ぼったくて可愛い♪←何言ってんだか ユアン君もかなり老けて見えるけど、更に顎がケツみたいだけど(をい)、カッコイイし見せ場多いしネ!
それにしても・・・やっぱりマイケル・ベイ監督とは相性が合わんなぁ、と思うのは「何が何でもヒューマン!」な映画にしようとしてるトコロかなぁ〜。 個人的には「リンカーンとジョーダンだけの話」に小さくしちゃっても良かった気がするんだよね。それを「クローン全体」に話を大きくして行くから・・・上映時間が2時間超えて長〜くなる(苦笑) 追う側の黒人傭兵のエピソードも盛り込んで、人間とクローンの在り方だとか感情だとかをモリモリにしたヒューマン仕立てにしてあるのが、ぴよには何だかしっくり来なかったんだな。
この監督さん、「観客を自分の作品によって啓発・啓蒙したい!」とか考えてんでしょうか?(^-^; ぴよは別に面白い絵が見れればそれでいいよー。今更クローンについてマイケル・ベイ監督に啓蒙してもらいたいなんて思ってないよー(をい)・・・てな訳で個人的にはユアン君とスカーレット嬢の濡れ場見せてもらって、ハッピーでウッキウキ♪な脳味噌カラッポ系の終わり方にしてもらっても全然楽しくてOKだったんですがネ(苦笑)
まあでも、世間的にはヒューマン物にした方がウケるんでしょう。 きっとぴよの意見には否定的な方が多いと思うので(薄涙)、ヒューマン部分も皆さん楽しんで下さいナ。
|