監督:ルイ・レテリエ 出演:ジェット・リー モーガン・フリーマン ボブ・ホスキンス、他 オススメ度:☆☆☆☆+
【あらすじ】 5歳の時に拾われて闘犬として調教されて来た男・ダニーは、高利貸しのバートの元で「殺人マシーン」として闘わされ続けて来た。首輪を着けさせられて人間らしい感情も過去の記憶も持たないダニーだったが、ある日盲目のピアノ調教師サムと出逢った事で彼に変化が起こる。数日後にバートと同乗していた車が事故に遭い大破、何とか車から抜け出したダニーはサムを訪ね、サムとサムの娘ヴィクトリアの元で少しずつ人間らしさを取り戻して行くのだったが・・・
【感想】 リー様ファンの皆様こんちわー♪「いつも心にジェット・リー」がモットーのアクションバカ一代、ぴよでございます(笑) さてリー様の新作は、先頃オスカーをようやく手にした重鎮モーガン・フリーマンと共演!ちょっと信じられない異色の組合せを実現してくれたのは、脚本を書いた「リュック・ベッソン@バカと天才紙一重のバカ」←コラコラ 監督は「トランスポーター」で高い評価を受けた若き新星ルイ・レテリエです。
まず始めに断っておきますが、この映画の評価は「リー様ファンに対するオススメ度」です。 アクションにもリー様にも興味がない人が見たら、ツッコミどころ満載で大笑い必至かと思われす・・・が、意外な事にこの作品はリー様にもアクションにも興味がない人でも結構楽しめるんじゃないかな?と思いますヨ。 もっとも・・・リー様ファンのぴよが言う事ですからアテには出来ませんけどね。えぇ(苦笑)
さて、本作。 リー様は「犬」の役です。闘犬です。いつも首輪着けて大人しくしてますが、首輪を外してご主人様に「殺せ」と言われると事の善悪の見境なく相手をぶっ殺して行きます。 そもそも犬ですから事の善悪なんて判りゃーしません。その代わり首輪をしている間はただのボンクラです。 ・・・をい。こんな役なのかよ(涙)
意外な事にこれが物凄く面白いんですよ! 何しろアクションのキレは映画界で天下一品!そのスピード、迫力、躍動感、どれを取ってもアクションファンが待ち望んだ本物のアクションを十二分に楽しませてくれます♪ ワイヤー等も使用しているようですが、少なくともリー様のアクションを汚すような使い方はしていません。 むしろリー様に吹っ飛ばされる相手役がムダに怪我をしないよーにワイヤーが使われているという感じです。
本作の見ドコロは、何と言っても「リー様がまともに演技をしている」という点でしょう!!←をい・・・ いや、マジですよ。アクションはすんごいんだけど、今までのリー様は「ハード&クールでストイック」という役しか演じて来ていませんよね?それもこれも英語の語学力にイマイチ問題がある事、それからリー様自体おセンチな演技が苦手という事もあって、毎回似たよーな設定の役しか演じて来なかったと思うんですわ。
それが本作では子犬のようなオドオドした目つきで辺りを窺い、愛を知る事で少年のようなはにかんだ笑顔を見せる。 母親の記憶の糸を手繰り寄せる事で動揺し、事の善悪を理解して凛とした態度で対峙する。「家族」という絆を見つけた子犬ちゃんは守るべきものを知って、今や「命令」の為に闘うのではなく、「愛」の為に闘うのです!!
ステキーッ!リー様ったらステキ過ぎるぅーーーっ!!
まあ、そんなこんなでマンガみたいなおちゃっぴーな話です(笑) そもそもロクに話も出来なかったダニーが、どーしてサム一家に転がり込んだ途端に饒舌になるのか?それより年頃の箱入り娘を持つ父親が、どうしてどこの馬の骨とも知れないおっさん(いやん!)を家に連れ込めるのか? 写真の風景を聞いただけで、どうして盲目のサムは一発でダニーの母親のいた場所を特定出来たのか?
そんな事はどーでもいい事です。(ホントかよ?苦笑) まあガンガンにツッコミ入れてやって下さいよ・・・でもツッコミ入れながら見てもやっぱり面白いんだヨ♪(^-^) 面白いだけじゃなくてラストシーンのリー様見て、思わずぴよももらい泣きしちゃったもんねっ! すんごいジーンとしちゃうんだから!感動しちゃうんだからっ!マジだって!ホント、ホントなんだってばー!!
「キズ・オブ・ザ・ドラゴン」といい本作といい、リー様はベッソンと相性がいいのかも♪ 見る映画に悩んだら、騙されたと思って本作見てやってチョーダイよ! リー様ファンが増える事、間違いなしだワッ♪当然だけどDVD化されたら購入決定よんっ♪
|