監督:オキサイド・パン 出演:ジョナサン・リス=マイヤーズ サスキア・リーヴス アレクサンダー・レンデル、他 オススメ度:☆
【あらすじ】 タイ・バンコクのとあるホテル。303号室の客ショーンは麻薬の運び屋で、マフィアのシア・トウを待っている。同時刻の同じホテル203号室には、女殺し屋がシア・トウから奪われた麻薬を取り返そうと待ち伏せていた。そしてその時刻に客の荷物を漁るホテル従業員の少年、ホテルにチェックインしている女性心理学者・・・それぞれの運命が複雑に絡み合う。
【感想】 2003年製作のイギリス・日本・タイの合作作品。 どうして日本が製作に参加しているのかよく判らないけど、劇場公開時(日本では2004年)に予告編を見てものすごーく楽しみにしてたのに、それほどウケなかったのか?いつのまにか見逃してしまったという作品(^-^;
タイトルの「テッセラクト」とは『四次元立方体』という意味だそーだ。 では「四次元立方体とはなんぞや?」というと、映画冒頭に「一次元は二次元の展開図である。二次元は三次元の展開図である。三次元は、四次元の展開図(テッセラクト)となる」てな説明があるんですが、何だか面白くなりそーな予感を抱かせる説明だなぁ♪と思いつつも意味はさっぱり判らない(爆)
本作は同名タイトルの原作があって、それによると「同時刻に進行していく3つ話の関連を神の視点で楽しむ」という画期的にして斬新な実験的試みをした作品だという事で、非常に評価も高いんだそーだ。
さて、前振りが非常に長くなったトコロで本作。 ・・・すいません。余りにつまらなくて途中で寝てしまいました(涙) マジ寝ぢゃなくてウトウト程度なので話の筋くらいは勿論判ってますが、それにしてもコレは明らかに予告編の煽り方がウマ過ぎるとしか言いようのない「駄作」でしょう。
時間を前後させて別々の場所の出来事をアトランダムに見せ、最終的にバラバラだった3つのネタが1つにまとまるという手法は、今では手垢まみれになって何の驚きも意外性もありません。 加えてアクションシーンは「マトリックスがそんなに好きか?おまへら」と言いたくなる・・・好きなら好きでいいんだけど、後追いするならせめてマトリックス以上の絵を作らなくちゃ〜客は納得しない。 マトリックスを超えられるだけの技術も予算もないなら、無駄な抵抗はしないで正統派で通せばいいのに。
それよりラストのラスト、この映画の一番のオチとも言える部分が・・・ コレは超ネタバレになるから書けないのが残念ですが、「コレやっちゃったら何でもアリになっちゃうでしょ」な、最も卑怯でズルくて脱力系のオチ使ってやがった(怒) コレをオチにしちゃったらサスペンスとしては全く成立しない。ただ思わせ振りに伏線張ってるだけで無意味。 んでコレが「四次元立方体なんですぅ〜」ってか?はぁ?(←魔邪のパクリ?苦笑)
途中でうたた寝したぴよが言うのもおこがましいんですが・・・全く面白くなかったです(涙)
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