ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
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【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2005年05月09日(月) 甘い人生

監督:キム・ジウン
出演:イ・ビョンホン
    キム・ヨンチョル
    シン・ミナ、他
オススメ度:☆☆☆−


【あらすじ】
ホテルのマネージャー・ソヌは裏社会のボスで社長カンの元、殺し屋という別の顔を持ちカンの信頼を受けていた。ある日カンから「自分の出張中に愛人を見張れ」という命令が下る。愛人に最近若い恋人が出来たようで、もしそれが事実なら2人を殺せと言うのだ。カンの愛人ヒスが男を自宅に連れ込んだ現場を押さえたソヌだったが、ヒスの魅力に淡い恋心を抱いたソヌは2人を見逃してしまうのだ。


【感想】
ビョン様ファンのおば様方、こんにちわ♪韓流映画は結構好きですが、特にビョン様には興味のないぴよです(笑)
そんな訳で、公開して直ぐに本作を見に行った友人が「オバはん達が映画中キャーキャー騒いでうるせーんだヨ!(怒)」と吠えていたので、敢えて見に行く時期をハズさせて頂きました♪
ちなみに映画館内の観客、99%ご婦人(年齢層について触れるのはやめておきましょう)でした。

タイトルは「甘い人生」ですが、全然甘くない人生の話です。
もっと言うと「今まで甘くなかった人生の中で、一瞬甘い気持ちになったが為にとんでもなく辛い人生になってしまった」という話だと言った方が判り易いかもしれません(笑)
そんな訳で、ビョン様がおねーちゃんとイチャイチャして至福の笑顔を晒してくれる事を期待してるオバ様方が見ると、余りに過酷な「ビョン様イジメ」の様子に卒倒してしまうかもしれません。

意外にストイックな内容なんですよネ。
もっと恋愛系に傾倒してるのかと思ってたら、物凄くストイックな「男の裏社会の話」でした。
韓流映画には必ずと言っていい程挿入される「ププッと笑わせるシーン」も、1ヶ所だけ(密輸拳銃購入のシーン)あるにはあるんですが、この映画のカラーから逆にこのシーンだけ浮いてて白けるくらいです(苦笑)

随分派手にやられちゃってるビョン様ですが、見ながら終始思ってた事は「これはプロモーションビデオか?」
クールなスーツ姿で派手な大立ち回りをしながら敵をバッタバッタとなぎ倒すビョン様、
泥だらけになってあえぎ、滅多打ちにされて血みどろになるビョン様、
険しい表情で有無も言わさず敵をブチ殺すビョン様、
映画中ただ1回だけ・・・ヒスの様子を思い出して至福の微笑みを一瞬浮かべるビョン様(あぁんっ♪)

ビョン様、どうもありがとぉぉぉぉー!オバ様達幸せですぅぅぅぅーーーー!←オバ様の代わりに叫んでおくネ♪(笑)

内容自体はストイックな裏社会の話なんだけど、ぶっちゃけ言うとヒスを演じたシン・ミナ嬢が余りに「魔性の女」から遠く離れた地味なキャラクターなので、どうしてこんなどこにでもいそうなオネーチャンにカンもソヌも一目でイチコロになるのか理解に苦しみます。だから「ソヌが人生狂わせる」という一番キモのエピソードが弱過ぎです。

他にも思わせぶりなのに何も語られないソヌの生い立ち、たかだか愛人との色恋ネタの後始末をしくじっただけなのに、どうしてここまで執拗にソヌは制裁を受けなければいけないのか?
更に言えば、ソヌをここまで痛めつけてるクセに、どうして肝心のヒスは無傷でのうのうとしていられるのか?等のツッコミたい部分は満載なんですが・・・

ビョン様がカッコ良ければOKですから♪(爆)
少なくとも「木の枝が揺れるのは風のせいでも枝のせいでもなく、それはアナタの心が揺れてるのヨ♪」という映画冒頭のナレーションは、きちんと生かされていたと思います。だから映画としてはコレでOKなんでしょう。

言っちゃ〜何だけど、この作品はビョン様が主演じゃない方が良かったんじゃないかなぁ?
彼が主演じゃなければもっと映画の内容をじっくり楽しめた気がするの・・・どーもプロモっぽく感じちゃってサ(^-^;







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