2005年05月08日(日) |
レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語 |
監督:ブラッド・シルバーリング 出演:ジム・キャリー エミリー・ブラウニング リアム・エイケン、他 オススメ度:☆☆☆
【あらすじ】 発明家の姉のヴァイオレット、読書家で一度読んだ内容は決して忘れない弟クラウス、噛み付き魔の末娘サニーは、裕福なボードレール家の仲良し天才三姉弟妹。ある日家が火事になり両親が他界、孤児になった3人は遠縁のオラフ伯爵に引き取られる事になった。ところが遺産を狙うオラフは3人の暗殺を企てる・・・次々と襲い掛かるオラフの陰謀を必死に回避するバイオレット達だったが・・・
【感想】 全世界40カ国語に翻訳され、3000万部を売り上げたレモニー・スニケット氏の大ベストセラー「世にも不幸なできごと」シリーズの映画化。ぴよは未読なんですけどネ。←こんなんばっかり(^-^;
ジム・キャリーが好きなので彼目当てで見に行ったんですが、映画見てドびっくり! ダスティン・ホフマンやメリル・ストリープ等、名だたる名優がチョイ役でビシバシ登場するし、極めつけはエンドクレジットに記載されてるのを見てよーやく知った「ジュード・ロウ」様の存在! 存在って言うか、はっきり言って声の出演だけだよね・・・せっかくの美形なんだからサ、シルエットだけじゃなくてお姿も是非見せていただきたかったですぅ〜!くすん(薄涙)
ま、そーいう「誰が出てる」っていうネタは大人が楽しむ部分でして・・・内容自体は思いっきり「児童書」でした。 簡単に言うと「ヘンゼルとグレーテル」系の不幸モノ童話に「一休さん」と「桔梗屋」(←みんな覚えてる?苦笑)のとんち合戦を足してスケールをデカくした・・・みたいな話です。
内容自体は確かに「お子向け」ではありますが、映像は子供だけに楽しませるには余りに勿体無い!非常に美しく丁寧な絵作りがされていて、これは大人が見ても(むしろ大人が見たほうが)楽しめる部分でしょう。好感度大ですヨ♪ 更に言えば、子役3人がどいつもこいつも可愛いったらない! 特に末娘のサニーは卑怯です(←いきなり)。「あー」「んばー」「うー」という赤ちゃん語にあのクールな字幕を付けるってのは余りに卑怯過ぎるというモノでしょう! 笑うよ!そりゃー誰だって笑うだろーさっ!!しかもめっちゃ可愛いんだもんっ!許ぅ〜す♪←どっちだよ(苦笑)
ぴよはジム・キャリー好きだから、あのすっ飛んだオラフ伯爵のキャラには随分笑わせてもらいましたが、彼独特の激しい顔筋の動きとクセがあってしかもクドい演技(をい)は、最初の内は大ウケするかもしれないけど延々見てると「もうお前そこら辺で引っ込んでろ」と言われないかと危惧してしまいます(^-^;
児童書の映画化だからコレでも充分だとは思うけど、欲張り言うと両親とその遠縁達が調べていた「火事」にまつわる繋がり部分や望遠鏡等の重要アイテム?が、もう少し詳しく(と言うかサスペンス?として)丁寧にプロットを練って描かれていると大人ももっと楽しめるだろうになぁ〜・・・とは思いますね。
まあ、そんな訳でそこそこ楽しませてもらえるけど、内容は大した事ないって感じでしょうか(苦笑) でも絵はやっぱキレイ・・・エンドクレジットまで非常に手の込んだ美しい映像を楽しませてくれますヨ♪
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