監督:リサ・ブラモン・ガルシア 出演:ベン・アフレック ケイト・ハドソン クリスティーナ・リッチ、他 オススメ度:☆☆☆
【あらすじ】 1981年の大晦日。年越しパーティーを企画したモニカは、ゲストが9時過ぎても誰もやって来ない事にイライラ。その頃パーティーに向かう友人達はまだ町の中で迷走中。恋人にフラれたばかりの男友達のグチを聞くルーシー、モニカの家の場所が判らなくなった従姉妹のヴァルは友人と迷い込んだバーでナンパされていい雰囲気。遊び人のジャックは昨夜ベッドを共にしたシンディが処女だったと知って大興奮!・・・彼らは新しい年を新しい恋と共に迎えられるのか?
【感想】 1998年製作の作品(日本劇場公開は1999年) DVDのパッケージ見て、何やらすんごい豪華なキャストなのに驚いて思わず借りてしまった。上記の3人のほかにもコートニー・ラブ、ジャニーン・ガラファロやベンベンの弟ケイシー・アフレック、更にはちょこっとだけエルヴィス・コステロが実名出演しているという豪華おまけ付き!
話は大晦日の年越しパーティーに集まる人々の様子をバラバラに見せて、最後にパーティーで全員集合させて〆るというありふれた青春群像劇な訳ですが(すごく簡単で感じの悪い説明ですな。苦笑) この映画は劇場公開時じゃなくて2005年の今見て良かったかも♪とぴよ個人的には思いましたネ。
それというのも、劇場公開当時だったらこの映画に出てくる役者の豪華さに有難味を感じなかっただろーし、時代設定が80年代というのもそれ程お楽しみに感じなかったんじゃなかろうかと思う訳です。 当時はベンベンもクリスティーナ・リッチも多少は知られてたけどそれ程ブレイクはしてなかったし、ケイト・ハドソンに至っては「有名女優の娘」程度の認識で全く気にも留めなかったに違いない。 更に言えば映画中の使用楽曲が70年代後半〜80年代の大ヒットナンバーが目白押し!80年代ポップスロックがリバイバルヒットしている今だからこそ楽しめるという部分も大きいと思いますネ。
オムニバスに登場人物のエピソードを繋いでいるので、出演してる役者の数が多い事から劇場公開時には「人が多過ぎて顔が覚えられないから混乱して訳わかんねー」になっちゃったかもしれないけど、今なら一目見て誰が誰だか判るからエピソードにすんなり入れるというのも2005年に鑑賞する利点。
色んな人のエピソードが出て来ますが、中でもケイト・ハドソン嬢絡みのエピソードは秀逸。初デートを絶対に失敗したくなくて舞い上がってる彼女が、失敗したくないと気負い過ぎて逆にとんちんかんな失敗ばかり繰り返す様子は、いかにもケイト・ハドソンのキャラクターにピッタリで誰もがニヤニヤする事請け合い!彼女の衣装もとっても可愛いヨ♪ クリスティーナ・リッチのメイクにはギョッとしたけど、童顔の彼女がすっ飛んだメイクしてるのは滑稽で可愛い。
感動するとか心に残るとかいう類の映画じゃないけど、見ててププッと笑って気分のいいB級ムービー♪ それにしてもベンベンはマヌケな役やってます。今だったら絶対にやらないだろうチョイ役(笑)
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