2005年03月15日(火) |
ダイヤモンド・イン・パラダイス |
監督:ブレット・ラトナー 出演:ピアース・ブロスナン サルマ・ハエック ウディ・ハレルソン、他 オススメ度:☆☆☆−
【あらすじ】 稀代の大泥棒マックスは世界に3つしかない「ナポレオンのダイヤモンド」の内の2つを盗み、相棒で恋人のローラと共にバハマ諸島のとある島に居を構えた。ついに彼は泥棒稼業から足を洗い、このバハマの小さな南の島で穏やかに過ごす事を決心したのだ。そんな所へ長年マックスを追い続けていた宿敵、FBI捜査官のロイドがやって来た。たまたまマックスが隠遁していた島にナポレオン・ダイヤモンドの最後の1つがやって来ていたのだ。もう泥棒稼業からは足を洗ったハズのマックスだが、ロイドに刺激されて得意の腕がうずうずと鳴るのだが・・・
【感想】 成田−モルディブ間の機内上映作品。日本公開は今秋くらいか? まだ邦題が決まっていないようですので原題「アフター・ザ・サンセット (AFTER THE SUNSET)」のまま感想はUPしますが、今後邦題が判り次第訂正させていただきますのであしからず。
話は大泥棒カップルとFBI捜査官の丁々発止を見せるクライム・サスペンス。 大泥棒マックスは一応泥棒稼業を引退してるんだけど、いざ「穏やかな生活」とやらを始めてみると刺激のない毎日は退屈で仕方ない様子。 でも相棒で恋人のローラは引退を望んでたし、実際彼女は新しい穏やかな生活がとても気に入ってるみたい・・・今更新しい獲物が目の前にぶら下がってるからって彼女を泥棒に加担させる訳にはいかないし、それにまたオレが泥棒やりたいって言ったらきっと彼女はババ怒りしてオレの元を去ってしまうに違いない・・・うずうずうず・・・
そんなおちゃっぴーな大泥棒マックスを演じるのが「007シリーズ」でジェームズ・ボンドを演じたピアース・ブロスナン。 英国諜報部から大泥棒に転職したピアース・ブロスナンですが(をい)、キャラは思いっきりジェームズ・ボンドです。 奇想天外で天才的な手口を駆使して泥棒を働くマックス、彼女を口説くセリフの臭さもバッチリ板に付いてるマックス、ニヒルでお茶目で憎めないキャラのマックス・・・ マックス、マックスって連呼してますが、脳内では「ジェームズ・ボンド」と叫んでいる自分(爆)
サルマ・ハエック嬢は「フリーダ(2003.9.27鑑賞)」等で日本でも随分メジャーな女優さんになりましたが、今作は南の島の明るい太陽の下でお色気ムンムン♪この方すんごいスタイルいいですねー! 乳がスゲーよ!・・・って、太文字で叫ぶ事でもないんですけどネ(^-^;
FBI捜査官ロイドとマックスの絡みも結構面白くてネ、テンポもよくてとんとん拍子に話が進んでいくのでダレずにお軽く楽しめる作品になってると思うんですが・・・
日本人ならほぼ90%以上の人が「大泥棒と美女」「それを長年追い続ける捜査官」という3角関係?と言うと「ルパン三世」を思い浮かべるんじゃないかと思います。 んでもって本作は「ルパン三世」+「007」という図式が容易に頭の中に出来上がる。ルパンをジェームズ・ボンドが演じているというイメージで見ているとピッタリ来る・・・でもアニメの方が映像に制約がない分、話が大掛かりであり得ない状況も何でもアリですから面白味があるんですよね←今日も吠え(苦笑)
ま、本作のFBI捜査官ロイド氏は銭形警部のよーな高潔な人物ではないので「え!?」というオチがあるのですが、それだって別にどうって事ないオチだよなぁ〜・・・という印象(^-^; むしろ、あの「どんでんオチ」を更にひっくり返すよーなマックスの応酬があってもよかったかも?ちょっとアッサリと終わり過ぎてるような気がしなくもなかったです。
まあ、そこそこ楽しめる作品にはなってますから退屈はしませんけどね。 正直言って・・・DVDレンタルまで待っても充分かもねー(コラコラ)
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本作の邦題が「ダイヤモンド・イン・パラダイス」だと判明しましたので、タイトル変更しました。
(2005.10.13)
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