2005年03月12日(土) |
ナショナル・トレジャー |
監督:ジョン・タートルトーブ 出演:ニコラス・ケイジ ダイアン・クルーガー ショーン・ビーン、他 オススメ度:☆☆☆☆−
【あらすじ】 テンプル騎士団によって守られて来た4千年の歴史を誇る伝説の秘宝。時を経てフリーメイスンが後を引き継ぎ守っていたのだが、1799年アメリカ独立戦争中に忽然と痕跡が消えてしまった。3代に渡り秘宝の行方を追っていたゲイツ家の末裔ベン・ゲイツは、苦労の末に独立宣誓書に秘密が隠されている事を突き止めた。ゲイツのパトロン・イアンが秘宝を横取りしようと企んでいる事を知ったゲイツは、それを阻止するべくイアンよりも先に独立宣誓書を盗み出したのだが・・・
【感想】 ブラッカイマー&ニコラス・ケイジのゴールデンコンビが送る新作アドベンチャー大作! このコンビは過去に「ザ・ロック」「コンエアー」でヒットを飛ばしてる磐石な組合せなので安心して見れます。 つーか、ニコラス・ケイジが大好きなのよぉ〜♪だから今日の感想はもしかしたら他の人と随分違うかもー♪(をい)
予告編からワクドキ☆だったんだけど、もう期待を裏切らないスリリングな展開とステキ映像の目白押し! 秘宝の出自もまた興味をそそるじゃないですか。映画冒頭でこの秘宝の変遷が語られるんだけど、コレ聞いてだけでクライマックスに一体どんなお宝が出て来るのかしら!?って期待ムンムンッ!
更にお宝探しに絡むのが1ドル札の「ピラミッドと全能の目」や「独立宣誓書」ってのもいい! コレをネタにする=フリーメイスンが絡むというのはすんごく自然だし・・・ (※ フリーメイスン 自由と平等をモットーにした団体らしいんだが、その実態はよく知らん←をい) と言うのも、1ドル札をデザインした委員の中にベンジャミン・フランクリンっつーおっさんがいたんだけど、この方はフリーメイスンの一員である事で有名ですからネ。 そして映画中でも彼の名前が登場する事でも納得出来るでしょ?でしょ?でしょー!?
話が脱線したな。 で、そんな「アメリカ人には猛烈に馴染みのあるネタ」で話は進むので、日本人で1ドル札をじっくり見た事がない人にはちょっととっつきにくいネタなのかもしれません(^-^; 他にも「ランプの数がどーのこーの・・」とか、ぴよにもちょっと意味不明な話も出て来ますし。 そうは言っても映画中で結構細かく説明しながらサクサク話が進むし、1ドル札の事もフリーメイスンの事も知らなくても楽しめるような作りになっているのでご心配なく!(確かに知っていた方がより楽しいとは思うけど)
ただ、ちょっとなぁ・・・と思うのは、1つのヒントから次のヒントを見つけ、更に次のヒントという繰り返しで宝の在処に辿り着くという展開なんですが、このヒントがすんごい難しいんですよ。 文字が現れる。ニコが文章を読む。長々した文章でしかも意味不明。戸惑ってるとあっちゅー間にニコが解読(笑) をい・・・どーしてこんな難解な文章でお前ら次々と正解を出して行くんぢゃよぉー!の連続技で、観客にヒントの謎解きをさせるという気が全くありません。完全に観客を置いてきぼりにしてヒントが明かされて行くのですわ(^-^;
考えてみると、話の展開自体からして観客に考えさせる余地など全くありません。 この難解なヒントを本気で観客に考えるだけの時間を与えようと思うと、上映時間10時間でも足りないでしょうから(笑)、最初から謎解きを楽しませる気などは毛頭なくて、ニコちゃん達が次々とヒントをもらって次々とイベントをこなしていく様子を楽しませるのが目的の映画なんでしょう。
そう考えると、あり得ないスピード感でビシバシと話が展開して行くのは有難い気もします。 妙に観客に謎解きさせるだけの余裕を与えると展開ダレダレになっちゃいますから(絶対に解けないヒントだし。笑)
要するに「一見知的を気取ったアドベンチャー・エンターテイメント」なんです。この作品わっ! そー思って割り切って見て下さい・・・そうすると次々こなすイベントシーンを楽しみ、邦画では味わえない映像世界を心置きなく存分に楽しみ(秘宝ご登場シーンは鳥肌が立ったわよぅ!)、そしてニコちゃんの相棒ライリー役のジャスティン・バーサの楽しいキャラを楽しみ←彼はめっけもんですわ!スゴイいいよ!今後注目したいっす!!
ま、何も疑問に思わなければ(思わないように努めれば?苦笑)誰もが楽しめる作品になってます。 何しろニコちゃん主演ですからぁ♪ぴよは彼が出演してるだけで、大いに肩持っちゃうもんねっ♪(笑)
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