ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
ぴよと意見が合わないからっていじめないでぇ〜ん!(^_^;)
【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2005年01月05日(水) TAXI NY

監督:ティム・ストーリー
出演:クイーン・ラティファ
    ジミー・ファロン
    ジゼル・ブンチェン、他
オススメ度:☆☆+


【あらすじ】
メッセンジャーから憧れのタクシードライバーに転身したベルは、自慢の改造車を操って天才的テクニックと圧倒的なスピードで仕事をこなしていた。一方NY市警のウォッシュバーン刑事は、捜査は腕利きだけど車の運転はからっきしダメ。囮捜査でドジって上司に車の免許証を取り上げられてしまった。そんな所へ銀行強盗事件が発生して、ウォッシュバーンはベルが運転するタクシーに乗り込み現場へ急行。ベルを巻き込み大騒動に発展するのだが・・・


【感想】
リュック・ベッソンのドル箱シリーズ「TAXi」を、舞台をニューヨークに変えてリメイクした作品。
ベッソンが製作と原案を手掛けてるようですが、あくまでも「リメイク」なので従来の「TAXi」の続編ではないらしい。
主人公のかっ飛びタクシードライバー「ベル」役をカリスマ女性ラッパーのクイーン・ラティファ、相棒のウォッシュバーン刑事役を人気コメディアンのジミー・ファロン、そして強盗団のリーダー格「謎の美女」を演じるのは、この作品が映画デビューになるスーパーモデルのジゼル・ブンチェン@ディカプリオの元カノ

毎度の事ですが、なぁーんも下調べしないで見に行ったので(試写会で鑑賞)
タイトルを見ただけで勝手に「ダニエルとエミリアンの凸凹コンビがNYに行くんだネ♪」って思ってたじゃんね(^-^;

そんな訳で、話の内容はまるまる「TAXiシリーズ」ですが、役者と場所が変わっただけという作品です。
本当にそれだけ。まるまるそれだけ。
だから「TAXiシリーズファン」にはそこそこウケると思いますが、目新しいモノは何一つありません。
カーチェイスシーンもありきたりですし、ギャグも磐石と言えば磐石(でもぴよはぜーんぜん笑えなかった)、タクシーが「走り屋仕様」に変身するシーンは結構面白かったけど・・・ま、こんなもんかな?程度だし。

ある意味、ベッソン風な「いい加減でただ笑えればそれでいいじゃん」的スピリッツは踏襲されてましてネ(笑)
例えば、黒幕の意図やわざわざNYにやって来て銀行強盗を繰り返す(何故か3回やると最初から決めてる)理由などの説明は全くありませんし、ウォッシュバーンは女性上司とかつて恋仲だったという設定ですが、そのエピソードも中途半端で放り投げたままになってますし。
そもそもベルは「天才的ドライビングテクを持った女」という設定ですが、それとメッセンジャーとして自転車を上手に操るのは全く別の話だと思うんですよネ(苦笑)
しかも映画冒頭のスタントマンとベルを演じるクイーン・ラティファの体型が余りに違い過ぎるので、冒頭シーンと次のラティファ嬢がヘルメットを脱ぐシーンが絵的にまるで繋がってません(^-^;

そんな瑣末(なのか?)な事、どーだっていいぢゃんかよぅ!
笑えてスピード感があってスッキリすれば、ただそれだけでいいぢゃんかよぅ!!

・・・そう言い切れる方にはオススメ出来ます。はい。
ま、お正月ボケした脳味噌にストレートに飛び込んでくるバカ映画ですから。
アレコレ考えないで軽〜く楽しみたい、そんな時にはオススメの一本ですネ♪






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