監督:ティム・ストーリー 出演:クイーン・ラティファ ジミー・ファロン ジゼル・ブンチェン、他 オススメ度:☆☆+
【あらすじ】 メッセンジャーから憧れのタクシードライバーに転身したベルは、自慢の改造車を操って天才的テクニックと圧倒的なスピードで仕事をこなしていた。一方NY市警のウォッシュバーン刑事は、捜査は腕利きだけど車の運転はからっきしダメ。囮捜査でドジって上司に車の免許証を取り上げられてしまった。そんな所へ銀行強盗事件が発生して、ウォッシュバーンはベルが運転するタクシーに乗り込み現場へ急行。ベルを巻き込み大騒動に発展するのだが・・・
【感想】 リュック・ベッソンのドル箱シリーズ「TAXi」を、舞台をニューヨークに変えてリメイクした作品。 ベッソンが製作と原案を手掛けてるようですが、あくまでも「リメイク」なので従来の「TAXi」の続編ではないらしい。 主人公のかっ飛びタクシードライバー「ベル」役をカリスマ女性ラッパーのクイーン・ラティファ、相棒のウォッシュバーン刑事役を人気コメディアンのジミー・ファロン、そして強盗団のリーダー格「謎の美女」を演じるのは、この作品が映画デビューになるスーパーモデルのジゼル・ブンチェン@ディカプリオの元カノ
毎度の事ですが、なぁーんも下調べしないで見に行ったので(試写会で鑑賞) タイトルを見ただけで勝手に「ダニエルとエミリアンの凸凹コンビがNYに行くんだネ♪」って思ってたじゃんね(^-^;
そんな訳で、話の内容はまるまる「TAXiシリーズ」ですが、役者と場所が変わっただけという作品です。 本当にそれだけ。まるまるそれだけ。 だから「TAXiシリーズファン」にはそこそこウケると思いますが、目新しいモノは何一つありません。 カーチェイスシーンもありきたりですし、ギャグも磐石と言えば磐石(でもぴよはぜーんぜん笑えなかった)、タクシーが「走り屋仕様」に変身するシーンは結構面白かったけど・・・ま、こんなもんかな?程度だし。
ある意味、ベッソン風な「いい加減でただ笑えればそれでいいじゃん」的スピリッツは踏襲されてましてネ(笑) 例えば、黒幕の意図やわざわざNYにやって来て銀行強盗を繰り返す(何故か3回やると最初から決めてる)理由などの説明は全くありませんし、ウォッシュバーンは女性上司とかつて恋仲だったという設定ですが、そのエピソードも中途半端で放り投げたままになってますし。 そもそもベルは「天才的ドライビングテクを持った女」という設定ですが、それとメッセンジャーとして自転車を上手に操るのは全く別の話だと思うんですよネ(苦笑) しかも映画冒頭のスタントマンとベルを演じるクイーン・ラティファの体型が余りに違い過ぎるので、冒頭シーンと次のラティファ嬢がヘルメットを脱ぐシーンが絵的にまるで繋がってません(^-^;
そんな瑣末(なのか?)な事、どーだっていいぢゃんかよぅ! 笑えてスピード感があってスッキリすれば、ただそれだけでいいぢゃんかよぅ!!
・・・そう言い切れる方にはオススメ出来ます。はい。 ま、お正月ボケした脳味噌にストレートに飛び込んでくるバカ映画ですから。 アレコレ考えないで軽〜く楽しみたい、そんな時にはオススメの一本ですネ♪
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