監督:ティム・バートン 出演:マイケル・キートン ジャック・ニコルソン キム・ベイシンガー、他 オススメ度:☆☆☆☆−
【あらすじ】 犯罪都市ゴッサム・シティを最近賑わす「謎のコウモリ男(バットマン)」の正体を暴く為、報道カメラマンのヴィッキーは新聞記者ノックスと共にとあるパーティーに潜入。そこで屋敷の当主ブルース・ウェインと出会って心惹かれたヴィッキーだったが、実はブルースこそがバットマンだったのだ。今夜も暗黒街のボス・グリソムの片腕ジャックを倒したバットマンだったが、実はジャックは一命を取り留めて薬剤によって容貌が一変し、ジョーカーと名を変えてバットマンへの復讐と街の掌握に燃えるのだった。
【感想】 バットマンシリーズの第一作。製作は1989年なので15年も前の作品なんですねぇ・・・ 実はこのシリーズ全く見た事がなくて、キャット・ウーマンを鑑賞した時に「次回作は渡辺謙サンも出演する事だし、いよいよ見ておかなければな」と思っていた作品でして。よーやく鑑賞と相成りました♪
ここ数年「アメコミ映画化ブーム」で、スパイダーマンやハルク、デアデビルやヘルボーイに最近ではパニッシャーなんてのも映画化されましたか・・・その中でも草分け的存在なのがスーパーマンとこのバットマンだと思います。
架空の街ゴッサム・シティを舞台に繰り広げられるスーパーヒーロー勧善懲悪スタイルですが、時代の設定はよくわからないけどたぶん1989年当時がリアルタイムだったんでしょう。 面白い事に、バットマンというのはスーパーマンやスパイダーマンのように超人パワーを持ってる訳ではなく、金に任せて秘密兵器をジャンジャン作って武装しているだけのただの人(もちろん強いんだけどサ) 言わば個人義勇団みたいなもんなんだけど、基本的には親の仇を討つのが目的で日夜悪に立ち向かっています。
こーいう「超個人的理由で」ってのが、いかにもアメコミだよなぁ〜と思わされるわネ。
まあ話の筋はおいといて(←それほど特筆するよーな話でもないし。苦笑) やっぱ誰の目をも引くのは悪役ジョーカーでしょう! ジャック・ニコルソン、あんたオスカー俳優なのにこんな役やっていいのかよ!と、誰もがツッコミ入れまくるよーな物凄いお茶目でアホな悪役を、猛烈に楽しそうに演じていてドびっくりでした!! ちなみに彼がオスカーを受賞したのは「カッコーの巣の下で('75)」と「恋愛小説家('97)」ですよ。
今みたいなCG技術がない頃の作品なので、化学工場の爆破シーンなんて本当に火薬使いまくりの爆発しまくり。これがCGに目が慣れた今になって見直してみると、CGよりもよっぽど迫力があって面白いんだよね。 街の様子もいかにもセットっぽい部分も多いし映像技術云々言い出したらキリがないんだけど、今見ても充分通用する迫力と臨場感とお楽しみに溢れた映像で、ぴよはこの作品結構気に入りましたネ♪
バットマンシリーズって、毎回悪役を誰がやるかが話題になってクローズアップされてますよね? その意味が、実際に鑑賞してみてよーく判った。だってジャック・ニコルソンに目を奪われまくりで、バットマンには大して魅力は感じませんでしたもの(コラコラ)
「空飛ぶバットマン号」を見たジョーカーが「あんなの持ってるなんて聞いてないよぅ〜」って吠えてるシーンではぴよも一緒になって「そーだよー。こんな秘密兵器持ってるなら最初っから出せよー。そしたらムダなカーチェイスしなくてもいいぢゃーん」等とツッコミを入れつつ(笑)、妙なワイヤー小道具でチンケなアクションを楽しませてもらったりして(をい)
やー!このシリーズ、もしかしたらかなりぴよのツボかもしんない♪
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