監督:デビッド・ハートウィル 出演:エリック・ロバーツ ケリー・プレストン エリザ・ロバーツ、他 オススメ度:☆+
【あらすじ】 カメラマンのジャックはイザベルと同棲中。イザベルはジャックとの結婚を望んでせっつくものの、ジャックはのらりくらりと逃げている状態。ある日彼が新しく職を得たロス市警の写真課に行くと、自分のロッカーの中にセクシーな女性の写真が入っていたのだ。このモデルがジーンという女性だと判って連絡を取ると、果たして彼女は魅力的でしかもジャックにまんざらでもない様子。ジーンの魅力の虜になったジャックだが・・・
【感想】 1994年の作品。主人公ジャックを演じるのは「ジュリア・ロバーツの兄ちゃん」という認識しかないエリック・ロバーツ。でも本当は兄ちゃんの方が先に売れてたんだよねー。んで相方のセクシー美女ジーンを演じるのが、これまた「ジョン・トラボルタの嫁はん」という認識しかないケリー・プレストン(笑) でも彼女ってとってもキレイな女優さんですよネ♪最近では「ハッピー・フライト」なんかにも出てるヨ!
まずからして、何故この10年も前の作品・・しかも全く無名で売れなかった作品をわざわざ鑑賞したのか。 それはこの映画のタイトルが「ぬ」から始まるからです。ただそれだけです(笑) 「ぴよの映画めった斬り」のあいうえお順データベースを見ればお判りになるでしょうが、タイトルが「ぬ」から始まる作品だけが未鑑賞でしてね。あと1つ「ぬ」から始まるタイトル作品を見れば、一応データベースとして一通りの欄が完成するな♪と、本当にそれだけの理由っす(苦笑)
さーて、そんなノリで鑑賞した本作。 まったく意味不明でつまらなかったです。はい、感想終了〜♪←をい ・・・って、そりゃーあんまりだな。そーだな。もーちょっと膨らませて吠えなくちゃ(コラコラ)
ビデオパッケージの売り文句を見ると「ハードエロティックサスペンス」って書いてあるんですがね、エロい部分も大した事ないしサスペンスとしても辻褄合わないし、何がハードなんだか訳わかんないんだよね。
主人公は何故かデジャヴ(既視感)を見るようになるんだけど、デジャヴシーンと時間軸を作為的に狂わせるという合わせ技を駆使していて、どの出来事が先に起こった事実で、どの出来事がデジャヴなのかよく判らない・・・もっと言うと、デジャヴなのか予知夢なのかもよー判らんのだ。 つーか、これは明らかにデジャヴじゃなくて予知夢の類だと思うんだよね。特に映画冒頭のシーンなんて予知夢じゃなかったら辻褄が絶対に合わない。デジャヴはあくまでも後の展開の出来事であって、まず予知夢ありきだと思うんだけど・・・
そもそも「何故ジャックは予知夢を見るのか?」というネタに対する答えがないってのはどーなんしょう? この手のサスペンス(とも言えないけどさー)で、キーになる予知夢という出来事に対する理由付けやオチが何もなく、ただ驚きの犯人をラストに登場させただけぢゃー観客が納得するわきゃーないんだよね(苦笑)
これはサイコモノとも言えないし、サスペンスとも呼べない。ましてや犯人探しモノでもない。 ただ「驚きの犯人をラストで提示させれば観客は喜ぶだろう」という、そこだけで始まって後から観客を煙に巻くようなエピソードをくっ付けて、エッチなシーンを入れて話題性を作ろうとした作品にしか見えないんだよね。 だから辻褄なんてどーでもいい。理由なんてどーでもいい。デジャヴとか予知夢とか不可解ネタで誤魔化してしまえば観客も意味が判らなくても犯人オチだけで驚いてくれるだろう・・・そんな陳腐な脚本と演出に終始(溜息)
せめて、もーちょっとエッチなシーンに見ドコロがあれば・・・(ぼそ)
てな訳で、この作品は「ぬ」から始まるタイトルの映画がどーしてもみたい!という方、もしくはこの作品に出演している役者さんの誰かが猛烈に好きだから「話がクソでも役者が見れればそれでいい!」と言い切れる方、それ以外の方には決してオススメが出来ません(笑)
どなたか・・・「ぬ」から始まる面白い映画をご存知の方、いらっしゃいませんかぁ〜?(^-^;
|