2004年09月16日(木) |
SURVIVE STYLE5+ (サバイブ スタイル5+) |
監督:関口 現 出演:浅野忠信 小泉今日子 岸部一徳、他 オススメ度:☆☆☆
【あらすじ】 殺しても殺しても蘇って来る妻を、それでも懲りずに何度も殺し続ける男・石垣。観客に催眠術をかけたまま殺し屋に殺されてしまう催眠術師・青山。催眠術をかけられたまま解けなくなって、自分が鳥だと思い込んで暮らす男・小林と戸惑う家族。空き巣をして暮らしている3人組の男達。いつも同時通訳を連れて行動する、ロンドンからやって来た殺し屋・・・ 決して交わるはずのない彼らの運命が時に絡み合って、そして驚愕のクライマックスを迎えるのだ!
【感想】 今TV広告業界でその名を知らない人はいないという「CM界の若き重鎮」、CMプランナーの多田琢氏とCMディレクターの関口現氏がタッグを組んで映画界に殴り込みをかけた本作。 ナニゲに出演者が超ゴージャス!上記の出演者リストに書いただけに留まらず、今芸能界でキラ星のよーに輝き続けるトップ俳優から誰もが1度ならずもスクリーンで見た事のある名脇役、更にはイギリス人俳優「ヴィニー・ジョーンズ(スナッチ等に出演)」まで参加したという、正に鳴り物入りの一作です。
有名企業CMを数々手掛けて世界的にも評価の高いコンビが作る作品とあって、映画冒頭から延々と続く独特のカット割りとキッチュで超こだわったセット&色彩の妙は見モノ! 浅野忠信サンのおうちなんてスッゴイよー!ぴよ個人的に「浅野サンにはこーいうおうちに住んでいてもらいたいなぁ♪」と思うような、本当に「夢の浅野家」の様相を呈してますから(笑)
話はバラバラな5つのエピソードをアトランダムに見せて行って、最終的にどこかで何かが繋がっているという方式。 しかも映画の見せ場が【クリスマス・イブ】なんですよ(←ネタバレになるから隠しました) これって・・・もしかして思いっきり【ラブ・アクチュアリーのパロディ!?】だよね?(^-^;
とまあ、映画を見ていて思った事は「昔どこかで見た事があるような既視感的作品だなぁ」という事。 ギャグが超ベタなんだよね。このユーモア感ってちょうどぴよが子供の頃に見ていたアニメだったり、お笑い番組だったり、バラエティ番組のコントでやってたような類のモノとピッタリ被ってるんですよ。
だから映画見ながら「コレって次はこーいう展開になったりしてナ♪」とか「オチはこーだったりしてナ♪」と思ってると、本当にそのまんまズバリ思ったとーりの展開になっちゃう(苦笑) これはぴよの世代だからズバリ的中しただけで、今のティーンエイジャーの皆さんが見たら「ウッソー!」っていう展開だったんでしょうかねぇ?
どっちにしろ、ぴよ世代前後(〜上もアリか?)は「なんだか懐かしいよなぁ〜!こーいうのって♪」と思い、そして今若者時代を謳歌しているみなさんは「スッゲー面白いぢゃーん!こんなのあり得ねーって!!」と新鮮なユーモア感覚を楽しめるという趣向なんじゃないだろうか?と。
ま、褒めちぎってます(謎)がネ、最初の内は懐かしい感覚に大笑いさせてもらったものの、それが延々続いて想像してた先の展開がことごとく当たっちゃうと、段々しつこく感じて飽きて来ちゃうんだな(^-^; 映画見てる間はかなり面白いと思ったのに、見終わった後は「大した事なかったか?」という気にさせてしまうのだ。
不思議な作品だなぁ〜!(こらこら)
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