監督:スティーヴン・ソマーズ 出演:ヒュー・ジャックマン ケイト・ベッキンセール ウィル・ケンプ、他 オススメ度:☆☆☆☆−
【あらすじ】 19世紀ヨーロッパ。記憶を無くしたモンスター・ハンターのヴァン・ヘルシングは、バチカンから密命を受けてドラキュラを退治する為にトランシルバニアにやって来た。この地で代々ドラキュラと戦ってきたヴァレリアス一族は王女のアナを残すのみ。アナと共にドラキュラを追うが、その頃ドラキュラはある計画の為に恐ろしい実験を繰り返していたのだった。
【感想】 ユニバーサル映画史上、世界興行収入NO.1!世界41ヶ国同時公開し、その全ての国で初登場1位を獲得したという、とにかく話題に事欠かない超大物ファンタジー・アクションアドベンチャー映画! 主人公ヴァン・ヘルシング役は米国PEOPLE誌の「世界で最もセクシーな50人」に選ばれたヒュー・ジャックマン。相方のアナ王女役はお色気ムンムン美女ケイト・ベッキンセール。
この作品、ユニバーサル映画がかつて世に送り出したモンスター総出演の集大成になってます。ドラキュラ、ウルフマン、フランケンシュタインはそれぞれユニバーサル映画が随分稼がせてもらった人気モンスター。 そいつらを今までの作品とは違うイメージのキャラクターに仕立てて、更にブラム・ストーカー氏の名作「吸血鬼ドラキュラ」では60歳のおっさんという設定の「ヴァン・ヘルシング教授」を、うーんと若くてセクシーなお兄ちゃんにしてニューヒーローとして蘇らせようという、なんともゴージャスな企画です。
てな訳で、ヒュー・ジャックマン様 めちゃめちゃセクシー♪
あぁ・・・ヒュー様の愛くるしい瞳、ニヒルな笑顔、色香漂う無精ヒゲ、もうサイコーっすよ!! ヒュー様ファンならずも、今作の彼を見たら「あぁん♪」と声を上げたくなるでしょう。えぇ♪(萌)
映像もいかにも「大作アクションアドベンチャー」らしい手の込んだ作り。 スティーブン・ソマーズ監督は「ハムナプトラ」シリーズを手掛けた事で知られていますが、本作もハムのスタッフを再集結させるに留まらず、「スターウォーズ・EP1」を手掛けたスコット・スクワイアや「パールハーバー」を手掛けたバン・スノウが参加して、現代の最先端視覚効果をこれでもかー!と堪能させてくれます。
でもネ、内容自体はかなり薄っぺらいっすよ(←いきなり吠え) まずからしてヴァン・ヘルシングが過去の記憶を無くしているという設定、全く必要ありませんしネ。記憶を取り戻すにはバチカンで神の名の下、モンスター退治をすればいいって・・・どうしてそーいう発想になるんだか訳わかんねー。 ドラキュラのお子達はどーして自力誕生出来ないの?それも今ヒトツわかんない。まーコレがわかんないって言っちゃうと話全部が破綻しちゃうから、ツッコミ入れちゃーマズイのかもしんないけど(^-^; ・・・等々、ツッコミどころ多いし、見せ場の連続技で話の薄いのを強引に押し切ってる感は否めないよね。
でもネ、話薄っぺらくても見て楽しけりゃ〜問題ないんすよ。だからこの作品は大成功の部類だと思うヨ♪ ヴァン・ヘルシングの相棒がちょっと情けないヤツってのも王道だし、アホな飛び道具がバンバン出て来て思いっきり笑っちゃうし、ドラキュラは妙に人間臭くて愛嬌あるし、ドラキュラの嫁チームはおっぱいプリプリだし♪(笑)
衣装や小道具も相当手が込んでて見てて楽しい。 ドラキュラ主催の晩餐会の様子なんてステキですわよー!豪華絢爛で溜息モノですわ。先にご紹介したおっぱいプリプリ嫁チームの衣装も、まるで中世の絵巻物から飛び出して来たかのよーな愛らしさ♪ 誰が見ても楽しめる、絵だけで間が持たせられる、正に「脳みそカラッポ・アクション・アドベンチャー」
コ難しい事考えないで、たまには「いかにもな娯楽映画」を楽しみたい!って方にはオススメ太鼓判の一作。 トリッキーな展開のサスペンスや社会派問題作ってのも面白いけど、やっぱ映画館のスクリーンや音響があってこそ楽しめる娯楽映画ってのが、ハリウッドの本道だと思うんだよねー。
てな訳で、こーいう作品は是非映画館の大スクリーンで観て欲しいですネ♪
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