2004年07月16日(金) |
世界で一番パパが好き! |
監督:ケヴィン・スミス 出演:ベン・アフレック リヴ・タイラー ジョージ・カーリン、他 オススメ度:☆☆☆
【あらすじ】 ニューヨーク・マンハッタンでやり手音楽プロモーターとして辣腕を振るうオリーはワーカホリック。大手出版社に勤める妻が妊娠して子供が生まれるのを心待ちにしていた2人だが、出産時に最愛の妻はあっけなく世を去ってしまう。父親としての自覚がなかなかもてないオリーは、育児と仕事の両立のストレスから仕事で致命的なミスをしでかして、職を失った上に業界追放の憂き目に遭ってしまうのだ。
【感想】 トルコ旅行から帰って参りましたー!めっちゃ楽しかったっすー♪ てな訳で、今日からしばらくは成田−イスタンブール間の機内上映で見た映画の感想書いて行きます。 機内で見れた作品は全部で4本。全て日本未公開作品でした(ラッキー☆) まず第一弾は「ジャージー・ガール」←邦題が付けられているのか今のところわかりませんので原題のままで感想UPしますが、今後邦題が判明したらタイトルは変更させていただきますので悪しからず。
さて、本作はコメディ専門?(しかもかなりB級)監督ケヴィン・スミス氏の新作。 主演はケヴィンお気に入り俳優(だと思う。彼の作品の殆どに出演してるしネ)の「ベンベン」ことベン・アフレック。出産してあっけなく死んでしまう最愛の妻役を、かつて「ラジー・最悪カップル賞」をゲットしたもののサックリとお別れしてしまった相方ジェニファー・ロペスが演じていて、これはきっと公開時に話題になるでしょうナ♪
話は、都落ちしてニュージャージーの田舎で子育てしながら色んな人達と交流して行く内に、少しずつ父親として成長して行くという「コソコソ笑わせながらもオチは磐石」なヒューマンストーリーっす。
舞台は1994年。当時マンハッタンでブイブイ言わせていた名物音楽プロデューサーだったものの、育児と仕事の板ばさみのイライラから、若手ながら超大物のワガママプリンス「ウィル・スミス様」を、事もあろうにマスコミの前でケチョンケチョンにぶった斬ってしまい、言いたい放題言っちゃったオリーが逆に音楽業界からぶった斬られてしまう。 ちなみにウィル・スミスは実名でベンベンにぶった斬られてます。びっくりです。「いくら映画の脚本だからとは言え、こんな扱いしていいんかいな?」と思ってたら、後でウィルご本人様登場で更にドびっくり☆・・・しかもかなりいいヤツ役で、ベンベンと熱く語りまで入っちゃって「はぁ〜、コレならウィル様もご満悦ネ♪」ってな感じですわ。
仕事を失ってみて初めて娘への愛おしさに気付いたベンベン。その後7年の歳月が過ぎて娘は母親にそっくりの美少女へと順調に成長、今は亡きジェニロペ(をい)に永遠の愛を誓いながら田舎でしがない清掃業者モドキに成り下がるものの、実はマンハッタンに返り咲く野望が捨て切れない生臭おやじベンベン(笑)
そこに現れるビデオレンタル屋でバイトする女子大生のリヴ・タイラー(何か役名じゃなくて役者の実名で書いてると頭が混乱してきそうだなぁ。苦笑)、相当素っ頓狂でアケスケなキャラクターなハズなんですが、「アタシ大物スターの娘だしぃ〜」的お育ちの良さを隠そうともしないリヴちゃんは、このキャラクターから思いっきりズレまくってます(笑) そもそもリヴちゃん、女子大生に見えません。LOTRシリーズで「楚々とした美女」というイメージが出来つつあるリヴちゃんですが、コスプレしないと結構おばはんっぽい所作だと思うのはぴよだけなのか?(^-^;
世界にその名を轟かせた大ヒットミュージカル「キャッツ」を皮肉ってみたりして結構やりたい放題ですが、クライマックスで娘と演じる寸劇ミュージカルのシーンは見モノです。 「ミュージカルと言えばユアン・マクレガー君だけだと思ってもらっちゃー困るゼ!」と気炎を吐くベンベンの熱演に、お約束のよーに「歌がウマイのはパパ譲りなのかしらぁ♪うふん」と言わんばかりのリヴちゃんが競演。加えて言うなら選曲と寸劇もおよそ子供らしくないチョイスがGOOD♪(変な褒め方よネ)
まあ、それほど吠える要素も少ない磐石なストーリーだと思いますが・・・大した面白味もないので、公開してもソレほどウケるとも思えず(また無茶苦茶言ってますがな。苦笑) きっとベンベン、ジェニロペと共演したのがマズかったんだよな〜!ってのがオチでしょう。はぅ。
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本作の邦題が「世界で一番パパが好き!」だとよーやく判ったので、上記タイトルを変更させて頂きました。
(2005.3.1 訂正)
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