2004年07月02日(金) |
シュレック2 (日本語吹替版) |
監督:アンドリュー・アダムソン、他 声の出演:濱田雅功(シュレック) 藤原紀香(フィオナ姫) 竹中直人(長靴をはいたネコ)、他 オススメ度:☆☆☆☆
【あらすじ】 新婚旅行から帰って来たシュレックとフィオナ姫のところに「遠い遠い国」から結婚披露舞踏会の招待状が届いた。遠い遠い国はフィオナ姫の故郷、両親が結婚の報告と婿を見せて欲しいと言っているのだ。シュレックと共に国に戻ったものの、娘の婿が怪物だと知ったフィオナの父は大激怒。シュレックを倒すべく刺客を送り込む父・ハロルド国王だったが・・・
【感想】 ドリームワークスのドル箱アニメーション。前作「シュレック」がアカデミー賞長編アニメーション賞を受賞したのは誰もが覚えている事でしょう(実はぴよ、前作がかなりお気に入りだったんですよねー♪) 本国アメリカでは5月19日に既に公開になっていますが、公開初日5日間の興行収入は驚異の1億2530ドル(約139億円)を記録、あの「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」を破り史上最高記録を樹立。バカ売れに売れた「ファインディング・ニモ」の記録をあっさり破り、歴代興行収入第6位にまで登りつめ、今尚記録更新中という驚異の作品です!
前作はシュレックが高い塔からフィオナ姫を助けて呪いを解き(謎)、愛し合うようになるまで。 それで今作はその後結婚して幸せに暮らしましたとさ・・・てな訳にはいかないんだよーん!というドタバタ劇です。
今作のニューキャラクターは「長靴をはいたネコ」 字幕スーパー版ではアントニオ・バンデラスが声優挑戦しているよーですが(いかにもだよなぁ〜!笑)、日本語吹替版では竹中直人氏があの低音のシブイ声で頑張ってます。バンデラスと竹中氏ではビジュアルに随分ギャップがあるものの、声質を考えるとこれはなかなかイメージに合ったキャスティングだったんじゃないかと思うね。
いや・・・このネコちゃんの「悩殺ポーズ」がネコ好きにはたまりませんって!必見!マジでっ!!
「遠い遠い国」の町の様子はかなり緻密な描き込みがされてて、わざわざショップの看板を見せたりする辺りを見ると、きっとアメリカではメジャーなショップやブランドをパロってるんだろーなー・・というのは想像出来ますが、これは日本人には難しいと思いますネ。 ベタなギャグと間合いは相変わらずパーフェクトですので、日本人でもきっちり楽しめるように出来てます。
加えて劇中に使用されている音楽も「パパ&ママ世代」涙モノのノリノリに楽しめる選曲。家族みんなで見に行ってもどの世代も楽しめるよーにかなり計算されていて、本当にそのソツのなさには頭が下がります。
映像も相変わらず美しく・・・これはピクサースタジオ(ファインディング・ニモの製作会社)とはまた違った味わいのある美しさですネ。完成された美しい映像に磐石なキャラクターと展開、細かく笑わせながら見終わった後はハッピーな気持ちになれるという、老若男女が楽しめる非常に完成度の高い作品です。 続編でここまで満足させてくれる作品は実写映画でも少ないでしょう。
今回「日本語吹替版」の試写会が当たったので吹替版で鑑賞しましたが、劇場公開したら是非「字幕スーパー版」も見たいですね・・・やっぱり関西弁のシュレックじゃない方がぴよは好き(苦笑)
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