ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
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【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2004年06月24日(木) ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

監督:アルフォンソ・キュアロン
出演:ダニエル・ラドクリフ
    ルパート・グリント
    エマ・ワトソン、他
オススメ度:☆☆☆☆+


【あらすじ】
アズカバン牢獄から凶悪犯シリウス・ブラックが脱獄したというニュースが町に流れ、ホグワーツ魔法学校は戦慄した。噂によると、シリウスはハリーの両親をヴォルデモード卿に引き渡し死に追いやった張本人で、しかも脱獄した今はハリーの行方を追っているという。ダンブルドア校長はアズカバンの看守ディメンダーを学校の見張りに付けるが、彼らの闇のパワーはハリーに少なからず影響を及ぼす事になるのだった。


【感想】
ついに3作目のハリー・ポッターシリーズ。前作に引き続きプレミア試写会がまたしても当たっちゃったもんねー♪
・・・ってさ、先週土曜日に先行上映してんぢゃんね。先行上映後のプレミア試写会って意味あんのか?と思わずにはいられませんが、50円(ハガキ代)でハリポタ見れるんだから文句言っちゃーバチが当たります(笑)

さて、前作2作までと今作で大きく違うのは監督が変わったという事でしょう。前2作を担当したクリス・コロンバス監督から、その映像の美しさには定評のある若手メキシコ人監督アルフォンソ・キュアロン氏にバトンタッチした本作、どーやら噂では原作と少し違う内容になっているとか?(ぴよは原作未見なのでよく知りませんが)
原作に忠実過ぎる程忠実だった前2作に比べて、新進気鋭の監督はこの大作をどう料理してくれるのでしょう・・・?

原作に惚れ込んでいる方にはクリス・コロンバス監督の作品の方がお気に召すのかもしれませんが、少なくとも原作未見で映画作品としてだけで評価しているぴよとしては、今までのハリポタシリーズの中で本作が1番面白かったです!

原作に思い入れのないぴよにとって、正直今までのハリポタシリーズはそれ程評価が高くなかった。
同時期に運悪く名作「LOTRシリーズ」を公開していたのも手伝って、その余りにレベルの違いすぎるVFXや美術の技術には「いくらお子様向け映画だからって、ここまでチャチだとねーさん怒っちゃうゾ!」と思ってたし、原作に忠実であるが故のドバタバしてまとまりのない展開、詰め込み過ぎで意味のないエピソード・・・とてもじゃないが高評価する材料ではなかった。

しかしながら本作は今までの作品とはガラリと様相が変わり、その美術の美しさやVFXの素晴らしさ、そしてキャラクターも断然魅力的になり(あれだけの役者揃えりゃ〜魅力的にならない訳ないけど。笑)、目の肥えた大人が見ても(※ぴよの事ではないですヨ)充分・・・どころかかなり楽しめる仕様になったと思う。

確かに今作もエピソードが多いので、ちょっと表面的で上滑りな描写になりかねない(なってるかも)要素は多いですが、前半で見せた一見意味のなさそうなエピソードもクライマックスできちんと落とし前は付けているし、前作では全く本筋とは絡まずに無意味だったクィディッチの試合シーンも、本作ではディメンダーとの丁々発止を見せる事で、難なくそのシーンの役割と必要性を果たしていたと思う。

それより何より・・・主人公3人が本当に大人らしくなって来た!
変声期を向かえて随分男らしくなったハリー、背が伸びて随分スッキリしてきたロン、そして既に大人の女の色香すら漂わせるハーマイオニー・・・今後の彼らの成長振りを楽しみにするのも、本作の魅力の1つでしょうかネ♪

既に4作目「炎のゴブレット」の撮影も始まっているようです。
残念ながら4作目はキュアロン氏ではなく、マイク・ニューウェル氏が監督をされているそーですが・・・いや、彼はこのシリーズで初めてのイギリス人監督なので、イギリス児童文学の最高峰と呼ばれる今シリーズには格別の思いがあるでしょうからきっと素晴らしいものにしてくれるでしょう。(と期待していますヨ)

ですが、ぴよはまた是非キュアロン氏の撮った「ハリポタシリーズ」が見たいと切望しますね。
この作品は原作を全く知らない人にも充分思い入れを持つ事が出来る、素晴らしいものになっていると思いますよ。








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