2004年06月21日(月) |
あなたにも書ける恋愛小説 |
監督:ロブ・ライナー 出演:ケイト・ハドソン ルーク・ウィルソン ソフィー・マルソー、他 オススメ度:☆☆☆−
【あらすじ】 小説家のアレックスはギャンブル好きが高じて10万ドルもの借金を背負い、新作の原稿代で支払おうとするもスランプに陥り返済猶予はあと30日になってしまった。困ったアレックスは早く原稿を書き上げる為に口述筆記を思いつき、速記者エマを雇う事にした。最初はアレックスの胡散臭さに仕事を拒否するエマだが、小説のプロットを聞いて面白そうだと感じた彼女は仕事を引き受ける事にしたのだが・・・
【感想】 「恋人達の予感」でメグ・ライアンを一躍「ロマコメの女王」にのし上げたロブ・ライナー監督の最新作は、今正に「ポスト・メグちゃん」と呼ばれる注目株ケイト・ハドソンを主役に繰り広げる王道ロマコメ。 相方役のルーク・ウィルソンは、ぴよお気に♪オーウェン・ウィルソンの弟です。が、オーウェンの方が若く見える(笑)
話は現実のアレックスとエマのやりとりするシーンと、アレックスが創作する小説の内容を映像化して見せるシーンを交互に見せながら、現実と虚構がいつの間にか1つになって行く・・・という、ありがちと言えばありがちな展開ですわね。
虚構部分の小説の内容というのは、アレックスの実体験や印象がそのまま反映されている。小説家が実体験をネタに小説を書くというのはそんなに珍しい事じゃないし、むしろそのパターンの方がきっと多いんだろうと思います。 と言う訳で、小説の中に出てくる登場人物で、主人公と三角関係になる女中をケイト・ハドソンが演じているんだけど、要するにアレックスの中ではこの女中の役どころはエマがイメージになってるんだよね。 だから最初はかなり感じ悪いキャラの女中が、エマと打ち解けて来るにつれてどんどん好印象に変わっていく。こういうトコロで2人の関係が次第に良くなって行ってる事を見せていくのはウマイと思ったね。
ですがぶっちゃけ言うと、この小説の内容がまるで面白くないのだ(爆) 映画の展開としては小説の内容部分が面白くなくても問題ないのかもしんないけど、まるで売れそうにもないつまらない恋愛小説の内容に「面白い!」とエマに言わせるのはいささか厳しい(^-^;
更に言うと・・・ ぴよは「エマ」のキャラが、「エマ」みたいなタイプの女が、実はかなり苦手だったりするのだ(笑) 生真面目で不器用で用心深いタイプと言うと「いかにも恋愛映画のヒロイン」って感じがしますが、アレックスがノリノリで原稿を口述してる最中に、一々口挟んで文句垂れまくるのがすげー勘に触るんだ。 (これ言っちゃったらこの映画は成り立たなくなっちゃうんだけどさー。苦笑) 第一印象で人を決め付けて初対面からツンケンする愛想のなさも、独善的で他人の言葉に耳を傾けないトコロも、とにかく一言で言って「絶対にお友達になりたくないタイプ」なんだよな。(^-^;
要はケイト・ハドソンがウマイんだよな。 すごくウマい。ウマ過ぎる。だからエマにむかっ腹立ってしょーがなかったのさ(爆)
でも、だんだんアレックスと打ち解けてきて、アレックスに興味を持つようになって来た辺りから見せる満面の笑顔のとてつもなくキュートな表情!これがロマコメの女王になる為に絶対不可欠な要素なんだよなーと実感させてくれましたネ。 エマにむかっ腹を立てながらも、あの満面の笑顔がアップになるとついうっかり「ま、いっか♪」と思ってたぴよは、もしかしたら脳みそが男性化しているんでしょうか?(笑)
まー・・・ぶっちゃけ恋愛映画としてはインパクト薄いっすけどネ。 何がいけなかったって、やっぱりあのクソ面白くない小説の内容が問題だったんですかねぇ〜?(^-^;
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