監督:チャールズ・ストーン三世 出演:ニック・キャノン ゾーイ・サルダナ オーランド・ジョーンズ、他 オススメ度:☆☆☆
【あらすじ】 NYハーレムに住む母子家庭のデヴォンは天才的なドラムの才能を認められて、アトランタA&T大学の名門マーチング・バンド部にスカウトされて、特待生で入学した。その実力は誰もが認め、新入生で唯一バンドの花形「ドラムライン」に選ばれるものの、才能があるが故の自信過剰と上級生を小バカにする態度がバンド全体の規律を乱し、デヴォンは次第にバンド仲間から孤立して監督からの信用も失ってしまうのだった。
【感想】 ボーイズIIメンやTLCを手掛けた音楽界の巨匠ダラス・オースティンの実体験を映画化。監督は本作が2作目のメガホンを取るチャールズ・ストーン三世。「三世」って言われても、ぴよは一世も二世も知りませんがネ。 主役デヴォンを演じるのは本作がスクリーンデビューのニック・キャノン。ニックはウィル・スミスの弟分として可愛がられているラッパー&コメディアンなんだそーですが、ぴよは全く知りません。それどころかこの映画に出演している役者をほとんど知らないっす。ま、そんなキャストにお金をかけずにバンド・バトルに金をかけたど根性青春映画。
実は予告編見た時から結構楽しみにしていた一作で、「きっと内容カラッポで、バンドバトルシーンの迫力だけで押し切ってくれる単純明快な青春モノなんだろーな♪」と思っていたのですが・・・本当にただそれだけの作品でした(笑)
コなまいきで協調性のない才能溢れる主人公が、「友情・恋愛・先輩との確執・挫折・そして再生」という王道過ぎる道をきっちり踏み外す事なくつらつらぁ〜っと展開して行き、クライマックスでこれでもか!と見せるバンドバトルで観客を圧倒してお約束の大団円を迎えてシメ♪ 「バンドバトルシーンはやっぱりスゴいYO!」という感想書いたら後は何も書く事がないわっかりやすい作品っすわ。
まあ難癖の付けドコロは沢山ありますが(例えばエピソードがぬるい、人物の描き込みが薄い、多少ダレる等)、この映画はその素晴らしいドラムテクニックとマーチングバンドの魅力的な演技、迫力あるバンドバトルの映像を楽しむためだけの趣旨で作られてると思うので(ぴよの勘違いっすか?)、変に説教臭くなったり教訓めいたりしない分だけアッサリと鑑賞出来て、ぴよはコレで充分なんぢゃないの?と思いますがネ。
映画中、お気に入りのセリフが1つ。 ライバル大学にスカウトされたデヴォンが「実は自分は楽譜が読めないんだ」と告白した時に語った監督の一言 『トイレという字が読めなくても、その使い方を知らないヤツはいない』
・・・やー!コレは名言だネ♪ 今後このセリフは大いに使わせてもらおう♪(^-^)
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