2004年06月02日(水) |
ランダウン ロッキング・ザ・アマゾン |
監督:ピーター・バーグ 出演:ザ・ロック ショーン・ウィリアム クリストファー・ウォーケン、他 オススメ度:☆☆☆−
【あらすじ】 LAでバウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)をしている巨躯の男ベックは、一刻も早く借金を返済して小さなイタリアンレストランを持つのが夢だ。暗黒街のボスからの申し出で、借金帳消しとレストランの開業資金という夢のような報酬を条件に引き受けた最後の仕事は「アマゾンにいるボスの放蕩息子・トラビスを連れ帰る事」 アマゾン・エルドラドは金鉱町で、独裁者ハッチャーが町を仕切っていた。ハッチャーと争う気のないベックは穏便にトラビスを連れ帰ろうとするものの、トラビスがこの地に伝わる秘宝の在り処を見つけた事が知れると事態は妙な方向へ・・・
【感想】 予告編見た時からすんげー楽しみにしていた一作。何しろ「ハムナプトラ2」「スコーピオン・キング」でぴよのハートを鷲掴みにしてくれたザ・ロック様の主演最新作なんですもの!! ぴよのハートは鷲掴みにしてくれたのに、市井の皆様のハートは鷲掴んでくれなかったみたいです。先週土曜日に封切りになった本作、ぴよが住んでる名古屋ではちょい不便な場所にあるシネコン2ヶ所でしか公開してないんですよ(涙) しかもTOHOシネマズなんて昼夕の2回しか上映してない・・・これは誰にも見せたくない秘密の映画なんすか?(^-^;
さてそんな悲しい封切を果たした本作。 正直言って「ザ・ロック様ファン」が楽しめばそれでいい(ウォーケン様ファン仕様という声もある)、もっと言うと真面目な映画好きの皆様が見たら噴飯モノのアホなB級アクション・アドベンチャーになってます。 ツッコミどころ満載、つーかツッコミ入れる気力も湧かない中途半端な作品ですわ(とほほほほ) 安臭い展開とカメラワーク、ぬるい演出、描き込みの薄い魅力に欠けるキャラ、どれを取っても一流のB級映画(をい)
ですがね、ちゃんと楽しいよ!(←既に苦しい?苦笑) アクションだってWWEのスーパースター!ザ・ロック様がモリモリ頑張ってくれるし、火薬も使いまくって迫力もそれなりに出してるし、シュワちゃんがチョロっとカメオで出てるし(これはあんまり意味ないけどな)、牛もいっぱい走りまくるし! (自分で書いてて訳わからなくなって来たぞ)
ザ・ロック様を持ち上げたいんですが、映画のオイシイツボを持ってっちゃったのはウォーケンでしょう。 久々に「いかにも」な悪役を怪演なさったウォーケン様、目付きの怪しさからしてイケてますが、すんごい独裁者を気取ってるクセにクライマックスでは意外とあっさりやられちゃう辺りも、B級作品らしいご立派な散り際。 更に今はの際に吠えるセリフ・・・『ウンパルンパ!』には腰砕けましたわ(爆)
あのー・・・「ウンパルンパ」ってどーいう意味なんですか?ご存知の方いらっしゃったら教えて下さい(^-^;
IQ低めのB級アクション・アドベンチャーの王道ですが、逆にB級映画ファンには必見でしょう。 WWEのスーパースター「ザ・ロック」+オスカーにノミネートもされる名優「クリストファー・ウォーケン」使ってこの作り、既に映画界の闇に密かに葬り去られる事が決定してしまったよーな本作を見逃したら、B級映画ファンの名折れですぜ!
・・・すんごいオススメの仕方ですが、これくらいしか言う事がないのだな。くうぅぅぅ。
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