監督:ゴードン・チャン 出演:ジャッキー・チェン リー・エヴァンス クレア・フォラーニ、他 オススメ度:☆☆☆☆−
【あらすじ】 不死身の体を得る事が出来るという「聖なるメダル」の存在を知った犯罪組織の首領「スネークヘッド」が、香港の寺院から聖なるメダルを司る少年を誘拐した。長年スネークヘッドを追っていた香港警察のエディ刑事は、インターポールの協力を得てスネークヘッドのアジトがあるアイルランドに向かったのだが・・・
【感想】 2004年4月7日で50歳のお誕生日を迎え、更に本作は日本公開作品50作目という「ダブルアニバーサリー」になりました! 誰の事かって?それはネ、ぴよ大・大・大好き♪ジャッキー・チェン様の事に決まってるでしょーっ♪ ダブルアニバーサリー作品にふさわしく、制作費は香港映画史上最大の3億香港ドル(約45億円)を投入、更には今作のアクション監督はジャッキーの朋友サモ・ハン・キンポーを迎え、加えてVFXを「マトリックス」「トゥームレイダー」「ハリー・ポッター」シリーズを手掛けたムービング・ピクチャー社が担当するという、正にゴールデンな一作!
さて、そんな鳴り物入り(世間では余り宣伝されてなさそーですが、ぴよ的には充分鳴り物入りなんですっ!)の本作、 今までジャッキー様が「これでもかぁーっ!」と演じて演じて演じまくった役の集大成みたいな作品です。 正義感が強く、人をむやみに殺さない(拳銃は使わない)清廉潔白な香港警察の刑事が、正義を守る為に海外遠征して悪の親玉と肉弾戦してハッピーエンドを迎える・・・という、正にアレです。
映画冒頭、屋台で子犬に飯を恵んであげるジャッキーのお姿を見て、「ホントに歳食ったネ・・・」と、軽く目頭が熱くなってしまったぴよですが、髪の毛切ってサッパリしたらちょっとは見られるよーになったヨ♪(をい)
御年50歳におなりあそばされたジャッキー様の為に、本作では様々な工夫が凝らされています。 それが最も顕著に現れているのは、見せ場のアクションシーンに最新VFXを多用している点が挙げられるでしょう。 VFXを使用する為の理由も「聖なるメダルの効果で超人的パワーを得ちゃった」という破綻のないコジツケも用意されてるから大丈夫♪それに基本的なジャッキーのアクションはちゃんとご本人が演じてらっしゃるから、そこらのヘボ俳優に無理矢理アクションさせて90%以上VFX処理したのとは訳が違うしっ!!(軽く言い訳が入ってますか?苦笑)
更に、ご老体(ここまで言うか)のジャッキー様に、これ以上鞭打つのは余りにも酷だと考えたのか?他のメインキャラ達にもそれなりに(つーか、かなり?)ハードなアクションシーンを盛り込み、ジャッキーのアクション以外にも思ったより見せ場が多く、更にジャッキーの相棒のキャラが濃くて嫌味で笑わせるというナイス・チョイスをして、想像以上に楽しむ要素を盛り込んでいます。(ぴよ個人的には相棒の嫁さんのキャラが相当好きです♪)
きっとネ、 特にジャッキー・ファンじゃない人が見たら「ジャッキーも年食ってついにここまで来たか」って反応すると思うのよ。 それは致し方のない事だと思うわ・・・でもね、これだけのアクションを見せてくれて、尚且つ笑わせてくれた上に王道過ぎるくらいの展開をここまで堂々と見せてくれる映画って、世の中にいくつあると思う!? 寅さんだって水戸黄門だって暴れん坊将軍だってハマちゃんだって、こんなアクションしてくれないでしょ!? ・・・比べる対象が卑怯過ぎるっていうツッコミは、この際だからやめてチョーダイね♪(爆)
てな訳で、市井の評価はまるっきり無視。 でも言っちゃ〜何だけど、ちゃ〜んと見て損はないエンターテイメントになってますから!! ぴよに反論する前に、まずは50歳になってもお約束通りスクリーンに全裸を晒す(きゃっ♪)ジャッキーを見てくれよ!
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