監督:中島哲也 出演:深田恭子 土屋アンナ 宮迫博之、他 オススメ度:☆☆☆+
【あらすじ】 超ロリータファッションに身を包むド田舎で浮きまくり少女・竜ヶ崎桃子。片道2時間半もかけてロリロリファッションの聖地代官山のショップに洋服を買いに行きたくても、先立つ金がない。困ってチンピラ崩れのダメ親父の商売道具の在庫、バッタもんブランド服を売りさばこうとすると、地元ヤンキー・白百合イチコが食い付いて来た。何故か桃子を気に入ったイチコが頻繁に桃子の家に遊びに来るようになるが、桃子は一匹狼のロリ女なのだ。
【感想】 乙女のバイブル小説家、嶽本野ばら氏の同名小説の映画化。 監督・脚本は「サッポロ黒ラベル・卓球編」のCMや「濱マイク」シリーズを手掛ける等、エンターテイメント性の高い独特の映像センスを持つ中島哲也氏。
予告編からして相当ぶっ飛んだ感じがしましたが、予告編の期待を裏切らないすっ飛んだおバカっぷり炸裂です! 話のテーマは意外と単純かつマジメ(謎)で、簡単に言っちゃえば「女の友情物語」なんですが、その余りに特異なキャラクター設定と環境設定、そして映像の見せ方で「笑って笑ってホロリとさせるエンターテイメント」に仕立て上げようという趣向を凝らしています。
ネタが結構ストレートで単純なので、派手な枝葉を付けて時間稼ぎしようという事なんですが、正直言うとホントにどーでもいい事ばっかりを繋ぎ合わせている割に、スピード感のある映像にグイグイ押されて全く飽きないよーに作られているのは、さすがCM等で「短い時間にインパクトのある映像を作る」事に長けている中島氏の手腕が生きていると思いましたね。
ただ、CMだったら数十秒でのインパクト勝負なので「見せたもん勝ち」だろうけど、それを延々と繋いで1時間40分超えのきちんとシナリオのある「映画」に仕立てるとなると、どうしても冗長な感は否めなかったです。 映画冒頭で観客の心をググッと掴んだインパクトのある映像も、それが延々続くと見てる観客の方が息切れして、ちょっと食傷気味になってしまったよーな気がしなくはないですな。
いつもなら「相変わらず深キョンったら抑揚のないしゃべりで退屈そーな演技なさってるわー」とツッコミ入れるトコロですが、今作に限って言えば深キョンの棒読み状態のナレーション+やる気のなさそーな演技が、逆にこの映画のキャラにうまく被ってたなぁと思いましたわ(笑) 宮迫クンの演技はお笑いと思えない程しっくりと来ましたし、何よりぴよが評価したいのは土屋アンナちゃんですネ♪ 実はぴよは彼女の事を全く知らないのですが、彼女はとてもよかった♪役柄上メイクがかなり濃いですが、素顔は相当な美少女なんだろうというのが一目で判るお美しい方ですわネ♪ やぼったい眼鏡をかけてても、彼女の美しさは隠しようがありませんでしたもの♪
全然期待してなかった割に、意外と楽しめちゃったワ。 しかも川原でイチコが泣くシーンなんて、実はちょっぴりぴよもウルウルしちゃったし!(^-^;
でも、映画とは関係ないんだけど、ロココとロリータ・ファッションは絶対に違うと思うんだけどぉ〜(苦笑) ぴよもロココはスキなのヨ♪でもロリータ・ファッションは絶対にしたいと思わないしぃ〜・・・ (仮にロリ・ファッションしたら暗殺間違いなし・30女ですし。爆)
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