監督:リサ・チョロデンコ 出演:ケイト・ベッキンセール クリスチャン・ベール フランシス・マクドーマンド、他 オススメ度:☆☆
【あらすじ】 ハーバードを卒業してロスの病院で精神科医として勤務する事になったサムは、生殖学の研究家で美貌の才女アレックスと婚約して人生は順風満帆。誰もいないハズのロスの実家で新生活を始める予定で行ってみると、音楽プロデューサーの母ジェーンとバンドメンバーがレコーディング中だった。 破天荒な人生を歩む母に反感を覚えるサムは苦々しくも母と同居を始めるが、最初は戸惑っていたアレックスが次第にジェーン達に興味示して彼女に近付くようになり、そしてサムも病院で同僚医師と怪しい雰囲気に・・
【感想】 リサ・チョロデンコというちょっぴり可愛い名前の監督さんの作品(この方、ぴよは全く知りません) 監督さんは知りませんが、出てるキャストはなかなか豪華です。オスカー女優のフランシス・マクドーマンドが音楽プロデューサーで破天荒なおかんを演じ、理想的ハイソサエティ・カップルを、様々な役を自在に演じる多才クリスチャン・ベール&今後メグ・ライアンの後釜になれるか!?笑顔がキュートなケイト・ベッキンセールが演じています。
自由奔放な母親が反面教師となって、「絶対に俺は真面目なカタギになるのぢゃ!」と医師になったサム。真面目に真面目に生きて来たので、選んだ嫁さんも当然だけど超カタブツの生物学者。
ただしサムとアレックスではスタンスが違う。 サムは母親という悪い見本を見ながら育ってるので、自分だけは決して道を踏み外すものか!と意気込んでいて、同僚医師にクラクラしちゃってるんだけど無理矢理自分を押さえ込もうとする。 一方のアレックスはただ無菌状態で育っちゃっただけの女の子なので、最初は破天荒なおかんに戸惑うものの、彼女やバンドメンバー達のやる事成す事興味津々で、割とあっさり感化されていっちゃう訳だ。 ここら辺の2人の温度差というのは結構上手に表現されていたなぁ〜と思うんすよね。
わかんねーのはここから先さ(^-^; 映画が進めが進むほど、サムとアレックスは見ている方向も幸せの基準も明らかに違って来るのに、アレックスのぷち浮気現場を押さえたサムに向かって、突然「淋しいのよぅ!」と慟哭するアレックス+はっきり言っておまへの興味はすっかり女医に行っちゃってるでしょ?状態のサムも突如アレックスへの溢れる愛でひしと抱き合う。
アンタ、進んで楽しんでたぢゃん(笑)<アレックス
世の中こんなもんなんですか? 結局「真面目にやって来たヤツらは真面目に生きとけ」って事で幸せ感じちゃったんすか?(苦笑) よーするに、ぴよにはこのサムとアレックスというカップルが全然幸せそうに見えなかったんすよ。 この話のどこら辺に「しあわせの法則」があるのか、さっぱりわかんなかったんですよ。
更にわかんないのが、ラストのラストで突然宣戦布告して来る女医。 このシーン、必要なのか?映画のシメとして、こんな中途半端で何の収束もないネタだけ振ってどーするよ?(^-^;
ちょっとくらいの浮気は人生のスパイスになるけど、元サヤに収まるのが条件なのヨ♪っていう話なんですか? うーん。訳わかんなかったなぁ〜(苦笑)
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