2004年03月09日(火) |
テキサス・チェーンソー |
監督:マーカス・ニスペル 出演:ジェシカ・ビール エリック・バルフォー ジョナサン・タッカー、他 オススメ度:☆+
【あらすじ】 1973年8月18日、テキサスの田舎町をワゴン車で旅する5人の若者は、道の真中を放心状態で歩く女性に出くわし車に乗せた。ところが車を走らせると彼女が突然「あそこへ戻さないで!」と叫び出し、隠し持っていた拳銃で自殺したのだ。 驚いた5人はとにかく警察に連絡しようと近所のガソリンスタンドに立ち寄ったのだが、保安官に連絡を取ると何故か近くにある製粉所に死体を持って来いというのだ。言われるがままに死体を運んだ5人が待ち受けていたものは・・・
【感想】 「アルマゲドン」「パール・ハーバー」等の大ヒットで知られるマイケル・ベイ監督が立ち上げたプロダクション「プラチナムデューンズ」の、記念すべき第1回プロデュース作品。 本作は伝説的ホラーの名作?「悪魔のいけにえ」のリメイクなんだそーですが、ぴよはホラー嫌いなので当然ですが悪魔のいけにえを見ていません。だったら何故この作品を見たのでしょう?自分でもよく判りません。(をい)
映画のラストに「この作品は実際にあった事件を元に作られていますが云々」というテロップが流れるので、どんな事件だろう?と思ってちょっと調べてみたら、アメリカで最も有名かつ衝撃的な猟奇的事件の犯人「エド・ゲイン」をモチーフにしていたみたいです。この名前はさすがのぴよも聞いた事がありましたよ。 かつてエド・ゲインを題材、もしくは彼の所業をヒントに作られたホラー映画は数知れずあります。
もちろん「悪魔のいけにえ」もそうですし、有名ドコロでは「サイコ」等もそうです。そして広くホラーファン以外の人にも受け入れられた名作「羊たちの沈黙」は、エド・ゲインネタの最高峰と言えるでしょう。
さて本作ですが。 映画冒頭とラストは30年前に起こった未解決事件の捜査フィルムのバックにナレーションを被せて見せて、そして本題の30年前に起こったおぞましい猟奇的事件の全容を見せて行くという趣向。 昔風に作られた(30年前に録画されたフィルムという設定ですから)捜査フィルムの作りはなかなか面白いです。
ですが、内容となるとこれが全く怖くないから困っちゃいます(笑) 雰囲気はモリモリに出てるんだけど、雰囲気だけで全く怖さはない。怖さはないけど薄汚い。(^_^;)
どーやらこの猟奇的事件の犯人・チェーンソー君は(こんな名前じゃないと思うけど、ついこう呼んでしまう。笑)、幼い頃に何かタチの悪い病を患って顔の皮膚がただれたように醜くなってしまったようです。それで人を襲っては皮膚を縫い合わせてマスクを作ったり、1部の臓器を収集したりする事で心の安寧を得ようと考えたらしいんですがー・・・ 大きな体を丸めてミシンに向かう姿は滑稽を通り越して、何か優しい気持ちすら呼び起こしてしまいます(爆)
映像的にも特に「ひーっ!」と思う程のグログロ感はなく、かなりソフトだったと思う。心理的にもゾゾッと来なかったし。 ぴよが1番びびったのは、夜になって保安官が車に戻って来ていきなり車の窓に顔を出すシーン。 ・・・って、こんなのホラーでも何でもないぢゃん。(^_^;)
この映画のすごいトコロは、何となく続編が作れちゃうよーな終わり方をしてる所だな。 続編、作っちゃうのか?それよりもこの映画ってホラーファンにウケるのか??? もしかして、ぴよって映画をいっぱい見てる内に耐性が出来て、ホラーが得意になっちゃったって事なのかしらん?
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