監督:リチャード・ドナー 出演:ポール・ウォーカー フランシス・オコナー ジェラルド・バトラー、他 オススメ度:☆☆☆
【あらすじ】 フランス南西部のとある発掘現場で14世紀の遺跡物の中から現代の物としか思えない眼鏡レンズと、この発掘現場の調査をしていた歴史学者ジョンストン教授の筆跡の「HELP ME」と書かれたメモが発見された。教授は2日前に発掘スポンサーである巨大ハイテク企業「ITC」に出向いていたハズだった。 教授の息子と発掘チームの面々はITCに行くと、教授はITCが極秘裏に開発したタイムマシンを使って14世紀フランスに行ったまま行方不明になっているというのだ。彼らは教授を救出すべく14世紀に旅立ったのだが・・・
【感想】 マイケル・クライトン原作の同名ベストセラー小説の映画化。マイケル・クライトンと言えば「ジュラシック・パーク」の原作でもお馴染みですが、今回はジュラ紀ではなくて14世紀フランスが舞台。
映画の展開が早い!早い! とにかくどーでもいいから発掘チームを14世紀に飛ばしちまえ!って神の啓示でも受けたかのよーなスピードで、あれよあれよと言う間にメインキャラ達が14世紀にすっ飛ばされてしまいます。
それでなくても絶対に社外秘のハズのタイムマシンの存在を、いとも簡単に一般市民である発掘チームにペラペラと説明した挙句、先に14世紀にすっ飛んだ教授の救出に狩り出そうってんだから、このITCという企業の杜撰な経営体質には全くもってヘドが出そうです(笑) つーか、元々教授にもこの企業はタイムマシンの存在をしゃべくりまくった訳でしょ。 歴史学者の教授がこんな話聞いたら、自分もその時代に行ってみたいって言うに決まってんじゃんねぇ(^_^;)
で、何故かタイムマシンで14世紀にいられる時間は6時間しかないのだ。 英仏百年戦争真っ只中の戦地に放り込まれて、6時間足らずで一体何が出来るというのでしょう? 現地にいられるタイムリミットがどうして6時間でなければいけないのか?という説明が映画中に一切ありません。 しかも、映画の展開を見ているとどう考えても6時間以上は経ってるだろ・・・としか思えないくらい、色んなイベントをこのメインキャラ達はこなしていくのです(笑)
もう・・・とにかく何もかも設定が破綻しまくってる!!
ですが。 とんとん拍子に話が進んで結構楽しめちゃったんだよね(苦笑) ぴよは映画を見ながら「なんだか・・・ロールプレイング・ゲームしてるみたい」って思った。 ヒントを頼りに目的地を目指す、途中で出会うキャラクターを助けてアイテムを手に入れる、秘密の通路を探す、女子キャラと恋愛に落ちる・・・どれもこれもRPGゲームの王道のような展開やイベントばかりじゃーないか!
そうやって考えると、この映画はゲーマーのみなさんには結構ウケがいいんじゃないかと思う。 ぴよも「エセ・ゲーマー」なので(ドラクエとFFをちょこっとやった程度さ。はははっ)、こーいう展開ってゲームで慣れてるので割とすんなり楽しめちゃったんだよね。
純粋な映画ファンの方には酷評の予感。(笑)
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