2003年11月21日(金) |
最後の恋,初めての恋 |
監督:当摩寿史 出演:渡部篤郎 徐静蕾(シュー・ジンレイ) 董潔(ドン・ジェ)、他 オススメ度:☆☆☆
【あらすじ】 自動車メーカー・イムラ自動車の上海支社に転任して来た早瀬高志には、辛い過去があった。婚約者が自分の親友の運転する車でドライブ中事故を起こし亡くなったのだ。1度に愛と友情を失った早瀬―あれから半年、彼の時計は止まったまま生きる気力を失っていた。 とある事がきっかけで知り合ったホテルのフロント係の女性ミンと、彼女の妹リン。早瀬の心の時計はミンの言葉によって再び動き出した。ミンもまた早瀬を思うが、彼女にはもう時間が残されていなかったのだ・・・
【感想】 今最もホットなアジアンシティ・上海でオールロケを敢行した感動のラブ・ストーリー・・・って、ぴよはどんな映画なのか全く調べないで見に行ったんだけど(タイトルで恋愛モノなのは想像付いてたけどネ)、てっきり中国の映画だとばっかり思ってたんですわ。そしたら映画冒頭からいきなり渡部篤郎クンや石橋凌サンが出て来るからすっ飛んだ。 松竹映画だってさ。つーか、主演の俳優とどこの国の映画かくらいは調べてから見に行けってか?(苦笑)
上海に赴任したビジネスマンと現地の女性との恋愛って事で、女性陣は中国でもトップスターをご用意。現代中国新4大女優の1人と呼ばれるシュー・ジンレイちゃんと、映画「至福のとき(2003年2月5日の感想を参照)」でスクリーンデビューするやその高い演技力を評価されて、今最も注目される若手女優ドン・ジェちゃんを起用。 ドン・ジェちゃんは今回早瀬の中国語の先生役という事で、日本語のセリフも非常に多かったものの、かなりお勉強されたみたいで上手に話してましたわ。
中国語が全く話せない渡部篤郎クンと日本語の全く出来ないシュー・ジンレイちゃんに、どーやって恋愛レベルまでの意思の疎通をさせるか・・・中国語や日本語がダメでも、お互い英語だったら耳馴染みがあるしセリフも覚え易いだろうと配慮したんでしょう。渡部クンは英語が堪能なトップビジネスマン、そしてシュー・ジンレイちゃんは英語が仕事上必要不可欠な高級ホテルのフロント係という役ドコロにして、2人の会話を英語で通す事で問題解決してます。 コレだったら多少ヘタクソな英語でも、お互い母国語じゃないんだから仕方ないよネ♪って納得も出来る(笑) ・・あ。お2人とも英語の会話もなかなか堂に入っててお上手でしたわヨ。
話は超古典的ラブストーリーの王道。 恋人に裏切られて生きる気力を失った男がある女性によって再生する。姉妹が同じ人を好きになってしまう。お互い好きだと判っていてもなかなか進展しない恋。そして恋人の不治の病―過去に観客にウケた恋愛ネタをぜぇ〜んぶ1本に突っ込んでみました♪みたいな状態ですわ(笑)
そりゃ〜会場は鼻すする音があちこちで響き渡ってましたわよ。確かに泣けるネタですもの。 でもひねくれモノのぴよは「ふ〜ん」と思って見てました。ナニが「ふ〜ん」なのかと聞かれると困りますが、本当に映画見ながら「ふ〜ん」としか思わなかったのだから始末に困る。(^_^;)
役者の演技も申し分なかったしね、話だって古典ネタの被せ技だからハズす事は絶対にないんですよ。 ただ、見飽きちゃっただけなんだと思う。かつて同じようなネタの映画で散々泣いた時期もあったぴよにとって、この映画のストーリーは「どこかで昔見た事のある話」という印象しか残らなかったというのか・・・
素直〜な気持ちで見ればきっと泣けますよ、この映画。 だから恋愛モノ見て泣きたくて仕方ない人は安心して見に行って下さいな♪(笑)
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