監督:デヴィッド・ドプキン 出演:ジャッキー・チェン オーウェン・ウィルソン ファン・ウォン、他 オススメ度:☆☆☆☆+
【あらすじ】 19世紀後半、中国・紫禁城―英国人によって皇帝の龍玉を盗まれ、龍玉の番人が暗殺された。番人の娘はアメリカ西部で保安官をしている兄・チョンに父の死と父の遺言が入った小箱を送り、自分は父の仇を討つ為に英国へ向かった。 父の暗殺を知ったチョンも父の仇討ち、そして事件の真相を知る為に、相棒のロイと共に英国に向かったのだが・・・
【感想】 ぴよ大・大・大好き♪ジャッキー・チェンの最新映画。この作品は2000年に製作された「シャンハイ・ヌーン」の第2弾で、メインキャストのジャッキー&オーウェン・ウィルソンのコンビが再結成! 実はぴよはオーウェン君も大好きです♪なので1粒で2度オイシイ映画という訳だ。ふっふっふ♪
前作では中国→米国という話の流れだったけど、今作では更に中国→米国→英国と舞台を展開させ、メインは英国でのドタバタになる訳ですが、ここらの流れは非常にスムーズでダレる所もなく、きっちり楽しませてくれます。
ここ数年、やはり寄る年波には勝てないのかジャッキーのアクションのキレに精彩がなくなったなぁ・・というのがぴよの私感でしたが、この作品はそこの所が非常に考慮されていて、本格的アクションで息もつかさぬド迫力!という見せ方ではなく、ジャッキーお得意の小道具を使ったり細かい手技&足技を駆使して見せる、エンターテイメント性の高い「見て楽しいアクション」になっている。
これはぴよ、非常に高評価! 大体からして相棒がオーウェン君な訳ですから、シリアスで迫力のあるアクションではオーウェン君が浮いてしまいます。彼にもアクションシーンでジャッキーと絡んで頂かなければいけないので、小道具を使った楽しいアクションでオーウェン君がすっとぼけてくれないと、彼の居場所がなくなっちまいます(笑)
いやぁ〜・・それにしても、オーウェン君のカマすボケぶりがジャッキーのキャラと非常によく合う♪ かつて「I-SPY(2003年4月10日の感想を参照)」でエディ・マーフィーと絡んだ時は、余りのチグハグさにぴよは泣きそうになりましたが、やっぱりオーウェン君はジャッキーくらいのちょっとおっとりした感じのキャラと絡んだ方が、断然魅力が引き立つし、オーウェン君だけじゃなくてジャッキーの魅力もふんだんに出ますわネ♪
英国を舞台にしたという事で「切り裂きジャック」をネタに使ったり、シャーロック・ホームズ、コナン・ドイル、そしてチャップリンを登場させて(しかもラストでは、チャップリンに口ひげを付けさせてアメリカに連れて行くという念の入れようだ!笑)観客を楽しませてくれたり、また傘を使ったアクションシーンでは名作「雨に唄えば」の代表的シーンを挿入。実に細かく観客を喜ばせる作りになってます。
難を言えば、本格的実力派アクション俳優ドニー・イェン(ぴよ、この方の活躍には今とっても注目しています)との一騎打ちシーンが今1つ物足らなかった事か。 彼との対決シーンを楽しみにしているアクション映画ファンは多かっただろうから(勿論ぴよもその1人)あんなにサックリ終わってしまうと、どうしても「やっぱりジャッキーったら年食って本格アクションに着いて行けなくなってるのぉ!?」って疑いたくもなっちゃうぢゃない!!(涙)
いやいや・・・でも久し振りにジャッキーの魅力がふんだんに溢れる楽しい映画でしたわ♪ ジャッキー&オーウェンのファンとしては是非また続編を作ってもらいたい所ですが、このコンビでこの時代設定のまま次回作のネタって作れるんでしょうかねぇ? タイトルは・・・やっぱり「シャンハイ・モーニング」って事になるのか?(苦笑)
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