2003年10月20日(月) |
キューティ・ブロンド ハッピーMAX |
監督:チャールズ・ハーマン=ワームフェルド 出演:リース・ウィザースプーン サリー・フィールド ルーク・ウィルソン、他 オススメ度:☆☆☆−
【あらすじ】 ピンク大好き♪ブロンド娘のエル・ウッズ。ハーバード・ロースクールを卒業し大手法律事務所の一員になったエルは仕事も恋も絶好調!結婚式を間近に控えた彼女は、ある日愛犬「ブルーザー」のママが化粧品会社の動物実験に使われている事を知って、動物実験の廃止運動に乗り出そうとしたもののあえなく惨敗、法律事務所をクビになってしまった。諦めきれないエルは、動物実験を規制する“ブルーザー法案”を成立させる為にワシントンD.Cに乗り込んだのだ!
【感想】 昨年爆発的大ヒットを飛ばした「ブロンド娘エル・ウッズ」が再びパワーアップしてスクリーンに登場!? 前作では高級住宅街ベル・モアで育ったブロンドお嬢様が、自らの努力とパワーでハーバード・ロースクールに入学し、周囲を巻き込んで愛とハッピーを振りまくサクセス・ストーリーだったのに対し、今作品はエルのその後―恋も仕事も手にしたエルがペットのブルーザーを巡り大奮闘するというもの。
話題のファッションは必見♪女子舌なめずり確実のキュートでカラフルでラブな衣装にヘア・メイク&小物、更にエルの愛犬「ブルーザー」の衣装まで凝りに凝ってて、これ見てワクワクしないオンナなんて世の中にいるわきゃ〜ない!
が。
前回かなり楽しませてもらった「エルのポジティブ・シンキング」が、今回かなりパワー・ダウンしているのが残念! 逆境に立たされても持ち前の天真爛漫な性格で自らの運命を切り開いていく、というのがエルの持ち味だったとぴよは勝手に思ってるんだけど、今作は全編通して「都合のいい周囲の手助け」に救われているだけにしか見えない。
優しい婚約者に慰められ、仲良くなったホテルのドアマンから有力な情報を提供してもらい、たまたま同じ社交クラブだった議員に後押しされ、更にたまたま愛犬が恋仲になった犬の飼い主が、これまた法案を通すのに手助けが絶対に必要だった議員だったり・・ここまでご都合主義を押し通されると、さすがのぴよも「う〜ん」と首を傾げてしまう。
クライマックスのエルの演説が説教臭すぎるのも・・・もっと言うと、今この時期にエルに「アメリカ国民はもっと言いたい事をはっきり口にしよう!」「アメリカはビューティフルな国だ!」と声高に叫ばれても、日本人のぴよにはシラ〜ッとしてしまった、というのが正直なトコロか。(^_^;)
あんまり今のアメリカの世界的立場とか、そーいうモノを考えないで見れば・・ねぇ(苦笑) ま、日本でも大人気のチワワ「ブルーザーちゃん」の超キュートで絶妙な演技、そして最新ブランドに身を包んだエルの可愛い笑顔を見るのが目的だー!と割り切って見れば、そこそこ見ドコロは多い楽しい映画だと思えるんですけど。
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