監督:ジャン=ピエール・リモザン 出演:アナ・ムグラリス エドゥアルド・ノリエガ ナタリー・シャール、他 オススメ度:☆☆−
【あらすじ】 あるオフィスでコピー係の仕事をしているグラアムは、5分前の記憶さえ直ぐに無くしてしまうという変わった記憶障害の持ち主。ある日オフィスに派遣された新しい事務員・イレーヌに社内を案内する役を仰せつかったグラアム。奇妙な行動をするグラアムに興味を惹かれたイレーヌは彼を食事に誘い、その日の内にベッドを共にした。 グラアムの記憶障害を知ったイレーヌは、マンネリ化する事のない彼との恋愛に新鮮な感動を覚えたものの、付き合いが進むに連れて不安になって行くのだった―彼は毎朝目覚めた時、横に眠る私の顔さえ覚えていないのだ。いつか2人には恋人らしい絆は生まれるのだろうか?
【感想】 5分前の記憶が残らない、自分が誰かも自分の過去も何もかも忘れてしまっている・・・「前向性健忘症」ネタで一番メジャーなのは「メメント(2002年6月5日の感想を参照)」なんじゃないかな? この映画も前向性健忘という記憶障害になった男との恋愛を楽しみ苦悩する女と、記憶障害になった男が迷走する話。
ヒロインは今年のシャネルのミューズ、新進女優のアナ・ムグラリス。 とにかく脱ぐ!脱ぐ!出しまくる!さすがシャネルのミューズを務めるだけあってすんばらしいスタイルしてます♪アナの真っ裸見るだけで金払って見た分の元は取ってると言っても過言じゃーない(笑) ついでに言うと、主人公グラアムを演じるエドゥアルド・ノリエガも出しまくってんだけどネ。こっちはいいってか?(爆)
で、 2人がイヤという程脱いで絡んでイチャイチャすんのは勝手にやってもらって構わないんだが、全く持って退屈なのだよ。
まずからして、説明不足過ぎ。 オフィスの女社長は何故グラアムに情事を持ちかけるのか?何故彼に固執するのか?彼と元々どういう関係なのか? グラアムの監視役フレッドとの関係もイマイチよくわからない。記憶障害になる前からの友達のようだが、それが何故同じ会社でお目付け役を仰せつかってるのか判らない。 更に何故グラアムが一人暮らしをする必要があるのかも不明。これは後の展開上一人暮らしにしておかないと都合が悪いからなんだろーけど、それにしたって一人暮らしをする必然性をストーリー上に盛り込んでおかなければ、観客は見てて納得が出来ないっしょ。
そんなこんなで訳もわからずとりあえずセックス三昧なシーンが続く訳ですから、いくらシャネルのミューズがバンバン脱ぎまくってくれても、かったるくもなるってーもんですわ(笑)
で、結局この映画が何を言いたかったのかもわかんないんだから始末におえない。(^_^;) (以下、ネタバレなので、未見の方はドラッグしないよーに!) 【少しずつ記憶を取り戻し始めたグラアムが、イレーヌと自分との新しい「絆」を作って行くという未来探しの話?】
それにしては中途半端なオチの見せ方で、なーんか納得行かないんだなぁ〜・・・ ホント、この映画って裸とエッチシーン見たらそれで万事OK、つーかそれしか印象にないんだよな(をい)
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