2003年10月09日(木) |
スパイキッズ3−D ゲームオーバー |
監督:ロバート・ロドリゲス 出演:ダリル・サバラ アレクサ・ヴェガ シルベスター・スタローン、他 オススメ度:☆☆
【あらすじ】 世界の危機を2度も救ったカルメンとジュニの「スパイキッズ」、ところがジュニは仲間に裏切られたショックでスパイ組織「OSS」を脱退し、1人で探偵稼業を始めていた。そんな折、話題のヴァーチャルゲーム「ゲームオーバー」が発売された。ところがこれは悪のプログラマー・トイメーカーによる、子供達を洗脳するプログラムだったのだ。陰謀を察知したOSSはゲームの世界にカルメンを送り込んで阻止しようとするものの、カルメンは消息を絶ってしまった。 姉のピンチに立ち上がったジュニ。ゲームをクリアして、カルメンと世界の危機を救う事が出来るのか!?
【感想】 大人気「スパイキッズ」シリーズのファイナル。映画の内容自体は全然ファイナルって感じしないんだけど、これはたぶん主人公を演じている子役2人が育ち過ぎて、全然スパイ「キッズ」じゃなくなっちゃったからだろうと思う。(笑)
今回の目玉は、何と言っても世界初の3-D立体映像を駆使した映像でしょう。 監督のロバート・ロドリゲスが「タイタニック」等でヒットをとばすジェームス・キャメロンに協力を依頼、新開発のカメラを使用して映画スクリーンに完全立体3-D映像を実現させたという、正に鳴り物入りの一品だ! 映画鑑賞の際は全員に3-Dメガネを配って、3-D映像になる前にはスクリーン上でちゃんと「メガネかけてねーん♪」とクレジットまで入れてくれるご親切設計。映画の大半の部分は3-D映像になってて、確かにガキだけに見せるには勿体無い超ド迫力映像になってます!
が。 ←だから、字デカ過ぎるってば。(苦笑)
やっぱり内容はただのお子向け映画だった。 最初っから「お子向け映画だ」って言ってるんだから、お子向けなのを文句垂れるぴよもどーかと思うが、前2作のヒットの要因は子供に人気だったからだけではあるまい。 今の映画界、大人の鑑賞に堪えうるお子向け映画を作るのが使命なんではないか?と勝手に息巻くぴよにとって、3-D映像だけに頼った展開では逆にせっかくの最新技術が勿体無い気がするんだよねぇ。
もっとも・・・大体からして無理矢理ゲームの世界に子供が入り込んで、立体映像見せてハイ、お終い♪な内容だから、展開もクソもないですけど。
スタローンの悪役は面白かった。 ちょっとコミカルで、コスプレとかしてくれて、子供が見て楽しめる悪役としてはなかなかいいキャラしてた♪ イライジャ・ウッドが意外なトコロにチョイ役で出てきた時は驚いたけど(彼が出演してるのをぴよは知らなかった)、大人が見て喜べるのはここらの豪華な出演俳優陣を見つけてほくそ笑むトコロまでか。
内容度外視で、最新3-D映像と役者見て楽しむ分にはイケてるんじゃないかな? 今後この3-D映像を利用した、もっと大人が楽しめる映画が出来るであろう事を期待しましょう♪
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