監督:ペイトン・リード 出演:レニー・ゼルウィガー ユアン・マクレガー デヴィッド・ハイド・ピアース、他 オススメ度:☆☆☆☆
【あらすじ】 1962年ニューヨーク、この町に小説家としてデビューする為にやって来たバーバラは、「女の幸せに恋は不要!」という革新的な主張のノンフィクション本「恋は邪魔者」の売り込み作戦を開始。売れっ子ジャーナリストのキャッチャーににカバー・ストーリーの執筆を依頼するが、けんもほろろの扱い。ところがたまたまTV番組で小説が取り上げられた事でベストセラーに!焦ったキャッチャーは取材を申し込むのだが、先にヒドイ仕打ちを受けているバーバラに取り付く島もない・・・キャッチャーは一計を案じてある作戦を立てるのだが。
【感想】 映画「シカゴ」でキュートな歌声とダンスを披露してくれたレニーちゃんの新作は、これまた「ムーラン・ルージュ」でニコールとその美声を競い合ったユアン・マクレガーがお相手。 これはー・・・キュートな恋愛にミュージカルを絡ませて、ファン大喜び間違いなしの予感〜♪
・・と思ってたんだけど、映画は真っ当です。(^_^;) ラストのスタッフロールで2人がようやく共演してミュージカル仕立てで歌って踊ってくれるんだけど、映画自体はあくまでもフツーの恋愛映画になってました。正直言ってちとがっかりしたんだけどネ。
恋愛に発展させていくまでのプロセスが、ぴよの中で「10日間で男を上手にフル方法」とちょっとダブったんだけど、この映画はその後に全然予想もしなかった大どんでん返しがあるのがスゴい! ・・・スゴイんだけど、その後の展開がちょっともたつくっつ感じがするのが残念と言えば残念か?(^_^;)
たぶんこの映画で観客が一番衝撃を受けるクライマックスがこの「どんでん返し」のシーンだと思うんだけど、この映画はその後ダラダラとどんでん返しの後始末ネタを続けてしまう。 ここの部分をもっとタイトにして、あっと驚かせてそのまま終わっても良かったような気がするんだよね。どんでん返しのネタを更にラストオチに被せるのは、気が利いてるとも言えるけど、ぴよには「うざい」としか思えなかった(苦笑)
が。この映画はぴよ好きだなぁ♪ ポップでキッチュでキュートな60年代のファッション、インテリアが映画全編満載! レニーが様々な髪型とファッション&メイクで観客を楽しませてくれる♪彼女の歩き方やちょっとした仕草までが、バービーちゃんを彷彿とさせてくれて(たぶんかなり意識してると思う)本当に指の先まで神経を使っていてめちゃ可愛い! ユアン演じるプレイボーイのジャーナリスト「キャッチャー」の部屋は、当時流行り出したハイテクを嫌味のよーにふんだんに使っていて楽しませてくれるし、キャッチャーの親友で出版社の社長の息子の部屋がこれまたすっごいステキなの! インテリア好き、ファッション好きな人なら、映像見るだけで十二分に楽しめると思うわぁ♪
ぴよなんて、「ファッションだけでこの映画☆3つは確定だな」って言っちゃったもん(爆)
ただね、 どーしてこの映画は60年代の設定だったんでしょうか?(笑) 全く60年代である意味がありません。当時ウーマン・リブ運動がニューヨークでもてはやされたから?でしょうか・・でも現代でもバーバラが書いた本のネタというのは、世に出て働く女性にとってある意味普遍的テーマのような気がするんだよね。そういう意味では、現代劇にしてしまっても全然おかしくなかったよーな感じはします。
・・・いやぁ。やっぱ60年代でいいかな♪ だって本当にレニーの衣装とかめっちゃくちゃ可愛かったんだもーん♪
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