2003年07月25日(金) |
ハルク −HULK− |
監督:アン・リー 出演:エリック・バナ ジェニファー・コネリー ニック・ノルティ、他 オススメ度:☆☆+
【あらすじ】 科学者のブルース・バナーは、遺伝子実験中の事故で致死量のガンマ放射線を全身に浴びてしまう・・奇跡的に無傷でいられたブルースだが、実は彼の体に恐ろしい変化が起こっていた。 事故後、ブルースの前に死んだハズの父親が現れ、ブルースの封印された過去が少しずつ明らかになる。先のガンマ放射線を浴びた事がきっかけで、ブルースは「怒り」の感情が高まると、緑色の巨大なモンスター「ハルク」へと変身するようになってしまったのだ。
【感想】 日本でもお馴染みのアメコミ・ヒーロー「ハルク」、1962年にマーヴェル・コミックスでスタン・リー氏によって作られた事は、今更説明するまでもないでしょう。ぴよも名前と「ハルク」のおどろおどろしい緑色のキャラクターくらいは知ってるけど、その内容までは正直言ってよく判ってなかったっす。
・・・なんだろーなぁ。(←いきなりこう言われても・・って感じよねぇ?苦笑) 正直言って、映画見てて心の中で「なんぢゃ、こりゃ」の連発でしてね(笑)
映画の撮り方(つーか、演出の仕方だな)が変わってる。 映画のスクリーンを次々とコマ割りして、さながらスクリーンを巨大な「動くコミック」に仕立て上げてるんだよね。場面が切り替わる時も、30年くらい前のアメリカのTVドラマやアニメーション番組みたいな感じで・・・これはアメコミの雰囲気をそのままスクリーンに反映させたいという監督の意図なんでしょうか? なかなか面白いとは思ったけど、何かぴよには違和感があったなぁ。(^_^;)
たぶんアメコミでは「ハルク」は正義のヒーローなんだろうけど、映画のハルクは決して正義の味方という感じじゃない。 (もしかしたら原作のコミックでもハルクは正義の味方じゃないのかな?)
普通、正義の味方というのは悪者達をやっつけるために立ち上がるんだけど、ハルクは自分がムカついたら立ち上がっちゃうのだ!んでもって、モンスターになると元カノの所に必ず会いに行っちゃう♪(爆) 呪わしい過去を持つ「ダーク・ヒーロー」のハズなんだけど、何だか妙に滑稽に見えちゃうんだよなぁ〜!
たぶんコレは映画見た人なら結構な確立でツッコミ入れると思うけど ブルースが巨大化してハルクに変身する時、服がビリビリーッって破けちゃうんだけど、何故か「おパンツ」だけは体と一緒に巨大化したり小さくなったりする(笑) ・・きっとぴよと同世代前後の皆さんだったら、このシーンを見て一斉に 「お前はデビルマンかぁー!」 ・・って叫ぶでしょ(ふっ)
も、もしかして、あの「おパンツ」は体の一部なのか?(んな訳ねーって!苦笑)
すんごい金のかかった映像なんだけど、すっごく安っぽく見えるのは原作がアメコミだからというこだわりを貫く為にわざわざ安っぽく作ったのか?それとも大真面目に作ったらこーなっちゃったのか? でもここまでアメコミの雰囲気を、そのままそっくりスクリーンに持って来ちゃうってのはどーなんだろ?
賛否両論分かれると思うけど・・・ ぴよはスクリーンを見ながら「コレ、実写にする意味あんの?」って思わずつぶやいちゃったんだけどネ(苦笑)
|