監督:ジョン・アミエル 出演:アーロン・エッカート ヒラリー・スワンク デルロイ・リンドー、他 オススメ度:☆☆+
【あらすじ】 アメリカ・ボストンで心臓にペースメーカーを付けた人が一斉に死亡。イギリス・ロンドンの広場では鳩が方向感覚を無くし、狂ったように暴れる。帰還直前のスペースシャトルが突然制御不能に陥り、ロス市内に緊急不時着。 シカゴ大学の地球物理学教授ジョシュ博士は、これらの不可解な異常現象を分析するうちに、地球内部の核(コア)の回転が何らかの理由により停止していることを突き止めた。コアの回転が止まると磁場がなくなる・・・磁場のなくなった地球は太陽光線の直射に晒され、全てが焼き尽くされてしまう。しかも、1年以内に―。
【感想】 機内上映で見た映画第2弾。本当は劇場に見に行くつもりだったんだけど、既にこの映画を見た友人達からはこぞって「予告編に踊らされたトンデモ映画だー!」とのお墨付きを頂いていたので(苦笑)どうにも二の足踏んでたのねーん。 タダで見れてラッキーだったかも♪あは♪
で、実際に自分で見てみて思った事・・・
トンデモ映画だぁー!(爆)
・・・まんまやんけ。(^_^;)
「アルマゲドンの地底版」とは聞いていたけど、まさかこれ程までに陳腐とはあの予告編からは想像も付くまい。 見ドコロはロンドンのトラファルガー広場で鳩の大群がヒッチコックの「鳥」よろしく暴れ狂うシーンだけ。全くもってすんごいウマイ予告編の作りしてますわよ(今日も言いたい放題♪)
アルマゲドンの二番煎じとは言え、ネタ自体は構築の仕方によってはかなり面白くなる要素を沢山含んでいると思うんだけど、この映画は何の科学的根拠も、裏付けも、設定も用意していない。 人類滅亡、地球滅亡の一大事だと言うのに、大したキャリアもない女パイロットと(これは女性蔑視か?苦笑)物理学博士やそのお友達関係の「その道のエキスパート?」等たった6人が、実にしょぼい地中探査艇に乗り込む。そして極めつけは情報操作の為にインターネットを駆使するエンジニアが、ハッカーマニアの少年と来たもんだ!(笑)
もし本当に地球のコアの回転が止まったとして、こんなクルー達に地球の運命を任せなければいけないとしたら、空恐ろしい事この上ないぢゃないか! 最近のSF映画ファン・・いや、SF映画ファンじゃなくても、この手のネタにはみんな目が肥えて来ている。こんな子供騙しな設定や展開ではそれこそ子供すら騙せない事に、この映画製作者は気付かなかったんだろーか???
とは言うものの、映画見ながらツッコミ入れまくってると、それはそれで結構楽しめる(爆)
この映画の一番の失敗は、トンデモ映画のクセに「超A級映画」を気取ってしまった事だね。 トンデモ映画ならトンデモ映画らしく、とことんB級姿勢を貫いて観客をうならせる程すっとこどっこいな展開や演出にしちゃった方が・・・思い切って「アルマゲドンのパロディ!」と堂々と銘打ってコメディ映画にしちゃった方がウケたと思うわ。
吠えまくったけど、失笑とは言え・・かなり笑わせてもらえたから☆は多め(笑) 週末に友達集めてビデオ鑑賞しながらツッコミ入れまくって楽しむには、逆にオススメの一本かもしんないぞ!?
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