監督:井坂 聡 主演:川原亜矢子 西島秀俊 蟹江敬三、他 オススメ度:☆☆
【あらすじ】 30歳独身キャリア・ウーマン「小田渚」・・・会社にも彼氏にも愛想つかされた彼女は、自分を見限った奴等を見返してやるんだ!と鼻息荒くハワイ島コナ空港に単身降り立った。2年前にたまたま購入したパレオの素晴らしさに心奪われた渚は、このパレオを作った人に交渉して、日本でパレオを販売したいと考えていたのだ。 パレオのデザインになっている建物(プチホテル)をようやく見つけた渚だったが、そのホテルのオーナーは実に変わり者だし、そこに長逗留している男も勘に触るヤツ。更にようやくパレオ製作者を見つけ出したというのに、その人は既にパレオを作るのを止めてしまったと言う・・・何か深い事情がありそうなのだが?
【感想】 カリスマ・モデル「川原亜矢子」が主演の新作映画は「癒しと再生」がテーマ。ちなみに映画タイトルになっているマナ(MANA)とは、ハワイの現地語で「超自然の力」「エネルギー」「魂」等の意味があるんだそーだ。
肩で風切って歩く独身バリキャリOLが、仕事も男も失っても尚虚勢を張って単身南国に新規事業の為に乗り込んだんだけど・・って、全く持って平々凡々な2時間ドラマ(バックに航空会社とかリゾート開発会社のスポンサーがバリバリに付いてるよーなヤツ)の粋を出ない陳腐なネタですが・・・今日もめっちゃくちゃ書いてますぅ?(苦笑)
ま、展開とかエピソードにはコレと言って目新しいモノもありませんし、映画の魅力は何か?と問われれば「川原亜矢子のナイスバディ♪」と「ハワイの自然と海中の美しい珊瑚礁」、これだけで感想終わっちゃうんですけど(爆) ・・だって、イマドキこの手の使い古されたネタに感動するヤツなんているぅ?10年前ならいざ知らず、何故今キャリアOLの癒しと再生物語を見て同調したり感動したり出来るだろーか!?
彼女を取り巻く環境・・・ホテルのオーナーやそこに長逗留している青年の横顔だったり、パレオ製作者に会うのをオーナーが禁じる理由等が、イマイチ説明不足と言うか映画見ててもしっくり来ない。
まずからして、渚が初めてホテルを訪れた時でも、予約もしていないし宿泊するとも言っていないのに、勝手に部屋を用意して勝手に食事を出す辺りなんて・・・いくらなんでも現実離れし過ぎてるし、まるで納得出来ない展開と設定。 たぶん都会で神経すり減らしてイライラしている渚との対比で、不思議な癒しキャラを用意したかったんだろーけど、ただ挙動不審で不親切且つおせっかいの謎の人達に見えちゃうってのはどーなんでしょう!?(苦笑)
まあ、イラク戦争だ、テロだ、SARSだ!と、ここのトコロ海外旅行の人気がガタガタに落ちてますから、この映画を見て少しは海外旅行に行きたいと観客が思ってくれて、それで旅行者数が多少でも増えてくれれば・・・旅行代理店や航空会社の皆さんにとっては「癒される再生物語」になるんでしょうなぁ〜(笑)
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