監督:クリスチャン・デュゲイ 出演:ジャナ・パラスキー デヴォン・サワ クラウス・レーヴィッチェ、他 オススメ度:☆☆☆
【あらすじ】 日本企業の依頼で新型デジタルカメラのCM製作の為に、超ド迫力映像を撮影しようと命知らずのスノーボーダー達を引き連れアルプス山脈のリゾート開発地にやって来た一行。ここで雪崩を人為的に起こさせ、時速200kmを超えるスピードのCGではないリアルな雪崩との競争を撮影しようという訳だ。 ところが雪山には自然よりも恐ろしいものが待ち受けていたのを知る由もなく・・・そこには飛行機事故で死んだはずの戦争犯罪人パブロフが率いるテロリスト集団が身を潜めていたのだ!
【感想】 エクストリーム・スポーツをガンガンに見せて観客を楽しませちゃおう!という趣向のアクション・ムービー。 タイトルからして、昨年大ヒットした「xXx(トリプルX)」とイメージが被っちゃうんだけどネ。どうしても「二番煎じ」的な感覚起こしちゃうよね?ね?ね?それってぴよだけじゃないよね?(^_^;) 一応公式HP見ると、タイトルの「EX」とは「全てを超越した」という意味があるんだそーだ。だから別に「xXx」のパクりって訳じゃないんだよーん♪という事なんだろうけど。
で、この作品。 迫力あるアクション・シーンを撮るために、エクストリーム・スポーツのトッププレイヤー18名と、アメリカ、フランス、香港など 8カ国から最高のスタントマン150人以上を集めて撮影に臨んだそーで、見せ場のアクション・シーンは確かに超ド迫力!とにかく「んな、バカなー!」って叫びたくなるくらいすんごい映像がガンガンに垂れ流されちゃってる!(笑)
ただね、脚本はいけませんなぁ!(^_^;) 戦争犯罪人の「パブロフ」ご一行様達との絡み・・つーか、パブロフ達と絡むまでのエピソードがかなりダレる感じ。 細かく色々見せてはくれるものの、その後の映画の大きく動く展開にあまり上手に絡んでないし、ただ単に「見せ場シーン」を沢山突っ込みたくて撮影しちゃいましたー♪的な「なぁなぁ感」がそこはかとなく漂って、映画の流れ自体が失速しちゃってるのは痛い。
ま、この手の映画は見せ場シーンさえ迫力があれば、誰でもある程度は楽しめるよーになってますがネ(苦笑) その点ではこの映画は「エクストリーム・スポーツ・アクション映画」としては充分イケてるとは思うよ。うん。
それでも「xXx」の方が面白い!・・とぴよが感じた一番の理由は、やっぱり映画の出演者に「カリスマ」がいるか・いないか、観客の目を惹きつけて離さない魅力溢れるキャラクターがいるか・・・コレに尽きると思うんだよネ。
そういう意味で、この映画には「主役」が存在しなかった。それが一番痛かったのかもしれないな。(^_^;)
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