監督:キム・ヒョンジョン 出演:ハン・ソッキュ コ・ソヨン ソン・ジェホ、他 オススメ度:☆☆☆☆
【あらすじ】 1980年東ベルリンの国境を命懸けで超えた一人の男がいた。脱北者「リム・ビョンホ」は韓国に自由を求めて亡命・・・と見せかけて、実は北朝鮮のスパイだったのだ。最初は疑われていたものの次第に周囲の信頼を得て、韓国国家安全企画部内にある韓国分析センターに配属される。いよいよスパイとしての活動をする時がやって来た。 最初の指令は「ラジオのDJと接触せよ」・・DJのユン・スミと接触するが、彼女もまた北側のスパイだったのだ。恋人を装い活動を続ける2人だったが、次第に惹かれ合うようになっていった。許されない恋だったが、それも韓国で大物スパイが逮捕された事によって、2人の運命は狂わされて行くのだった。
【感想】 彼が主演する映画は必ずヒットするという、今韓国で最も熱い俳優「ハン・ソッキュ」の主演最新作。 北朝鮮と韓国の冷戦時代をまざまざと見せ付けられる本作ですが・・・ぴよ、よくわかってないんだよねぇ。お隣の国の事なのに、どうしてこんなに北と南がおかしな関係になっちゃってるんだか、恥ずかしながら未だによく判ってないんだ(^_^;)
南に偽装亡命したリム・ビョンホが、最初思いっきり「こいつ、本当はスパイだろ」って疑われて韓国当局から凄まじい拷問を受ける辺り、すっごい迫力!っつーか、リアリティがあってゾクゾクする! その後のユン・スミとの接触〜スパイ同士のやり取り、とにかく「冷戦時代の韓国・北朝鮮間って、こんなにスゴイ事になってたのぉ!?」って、手に汗握っちゃったりドキドキしながら画面にクギ付け。
スパイ映画って言うと、007シリーズやミッション・インポッシブルみたいな「実際は絶対にあり得ないけど、絵的には面白い」ってのが王道だと思うんだけど、この映画は「本当のスパイってこんな風なんだろうなぁ」・・っていうリアリティを追求する事で観客を楽しませてくれる。
で、ハラハラドキドキは楽しんだぴよですが・・・ 結局リム・ビョンホが取った選択というのが、ちょっとよくわかんなかったんだけど(涙) 「国が死ねと言えば死ぬだけだ!」って豪語してた割りに???・・ま、ここでホントに言われたトーリ死んじゃったら映画にならないんだけどさ(苦笑)それにしても、エンディングのオチはもうちょっと何とかならなかったんだろーか。 余りにミエミエのオチ・・ちょっと陳腐過ぎやしないか?あのオチ付けるくらいなら、自分がスパイだってバレた所でどーにかなっちゃった方がまだマシだったよーな気がしなくもないんだけどな。
まあ・・そーいう「ベタ」な所が何とも韓国映画らしい、と言えばそうなんですけどネ♪(笑)
どーでもいいが、ヒロインの「コ・ソヨン」ちゃん、彼女って「松たか子」に似てない? 見てる間に段々松たか子にしか見えなくなってたんすけど・・・こんなオチ付けるぴよはもっとダメ?(爆)
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