監督:トム・シャドヤック 出演:ケビン・コスナー スザンナ・トンプソン キャシー・ベイツ、他 オススメ度:☆☆
【あらすじ】 共に医師であるジョーとエミリー夫妻。正義感溢れる人格者エミリーはジョーの反対を押し切り、身重であるにも関わらずボランティア医療に携わる為に一人赴いたベネズエラで、不幸なバス転落事故により命を落としてしまった。 突然の妻との永遠の別れ・・エミリーのいなくなった心の穴を埋めるように仕事に没頭するジョーだが、エミリーが担当していたガン患者である幼い子供の不可思議な臨死体験を目にしたのをきっかけに、次から次へとジョーの周りで奇妙な出来事が起こり始めたのだ・・・
【感想】 ケビン・コスナーの新作は、失ってもなお愛し続ける事で開かれる「奇跡の扉」の神秘をテーマに・・・って、これは公式HPでも読めば美辞麗句が並べ立ててあるからぴよが書く必要もないんですがー・・
めっちゃ中途半端な映画!
あー。また吠えちゃったぢゃん。(苦笑)
大体からして、この映画のジャンルは何なんでしょうか? 公式HPや予告編のコピーを見る限りでは「ファンタジック・ラブ・ストーリー」系をプンプンに匂わせているものの、蓋を開ければ「トンデモB級ホラー」というのはいかがなモノだろうか?(^_^;)
ホラーなシーンを見せ場な映画にしたいなら、こんなラブな映画コピーも必要ないし、オチも変えるべき。 このオチを大切にしたい、観客を感動させたいと思うなら、こんな陳腐なホラーもどきのエピソードは不必要。 オチへ持って行く為のエピソードが余りにホラーちっくなせいで、観客が感動に打ち震えるハズ?のクライマックスシーンが、実に白けちゃうっつーか・・はっきり言って「台無し」になっちゃってるのはいただけないと思うなぁ〜!
どーせ陳腐な作品になるなら(めちゃ言ってる・・)エピソードも全部ファンタジーで押し通して、嫌味な程「泣かせ」を演出してやった方がまだカップルにオススメ出来るだけマシだったような気がするぞよ。
ケビン、歳取ったなぁ・・・彼の演技に問題はないけど、愛する妻が初めての子を妊娠しているという設定からすると、彼がこの役をやるにはちと歳を取り過ぎているんじゃないかと思ったんだけどナ。 でもキャシー・ベイツは相変わらずウマイ♪この役者さん、ぴよはホントに好きだなぁ♪
原題は「Dragonfly」→日本語で「トンボ」 トンボがこの映画のキーになってる。どうして「コーリング」という邦題に変えたんだろ? はっきり言って、原題のままの方がずっとこの映画にはしっくり来ると思う。
まず邦題の付け方のセンスからして、まるでイケてない。(爆)
|