監督:ブライアン・シンガー 出演:ヒュー・ジャックマン パトリック・スチュワート イアン・マッケラン、他 オススメ度:☆☆☆☆
【あらすじ】 人間の遺伝子が突然変異した事で生まれた次世代人類「ミュータント」・・特殊な能力を持つミュータントを人間は脅威の存在として忌み嫌い、迫害していた。ミュータントの中でも「人間を支配しよう」というマグニートー一派と、人間と平和共存すべく、特殊能力を正義の為に使おうとするプロフェッサーX率いる「X−MEN」達の熾烈な戦いがあり、マグニートーは捕らえられて投獄されていたのだが・・獄中のマグニートーの陰謀によりプロフェッサーXが監禁された上、人類滅亡の為に「セレブロ」が動かされようとしていたのだ。
【感想】 前作「X−MEN」はかなり楽しませてもらったけど、前作を見た時にはそれほどヒュー・ジャックマンもハル・ベリーも注目されてなかったし、イアン・マッケランはガンダルフじゃなかった(笑) (注※ ガンダルフ→言わずとしれたロード・オブ・ザ・リングの白の魔法使いさんよっ♪) 月日が経ってみれば、この映画のスタメンっていつの間にかすんごい豪華キャストになってるし・・これだから映画ってやめられないんだよねぇ〜♪
前作を見ていない人には多少とっつきにくい部分もあるんだろうか・・一応映画冒頭で簡単なミュータントの定義と立場を説明するくだりはあるものの、やっぱり続編というだけあって、そこんとこの世界観に関してはかなり端折ってる。 ま、この映画見る人で前作見てない人って少ないだろうから、問題ないだろーけどネ♪
「人種の違いによる迫害」というネタは、アメリカさんにはある意味生活に密着した入り込み易いネタだと思う。 前作ではミュータント同士の内輪モメっぽい色が濃かったけど、今作品ではそれを「対・人間」の方向と絡ませて話を膨らませている所はなかなか面白いと思ったな♪ 「続編はヘボい」というジンクスを、この映画はスマートに打ち破ってると思うよ。うん。(^-^)
特にダレる部分もなかったし、話も演技も磐石で楽しませてもらえるものの・・・難癖つけるとすると、クライマックスに引っ張って行く「ダム決壊」のきっかけが、カップルの痴話喧嘩(?)の延長ってのはどーよ!? これってちょっとショボくないっすかぁ?(^_^;)
ぴよが一番印象に残ったシーンって・・・ アイスマン(本名:ボビー・ドレイク)が、家族に「自分はミュータントなんだ」と告白して、実の弟に裏切られるくだり・・逃げる時に自宅の窓を見ると家族が怯えた表情で彼を見て、それを悲しげに見上げるシーンは実に切ない気持ちになったよ。 家族に見捨てられる事ほど悲しい事ってないよね・・・
Part3作るための布石がチョロチョロあったりして(次作は間違いなく「パイロ」が悪役で出て来るねっ) 全くもってソツのない作りになっちゃってますわ・・・え?もちろんPart3が出来たら見るに決まってるぢゃない♪(笑)
|