2003年04月17日(木) |
ドリームキャッチャー |
監督:ローレンス・カスダン 出演:モーガン・フリーマン ダミアン・ルイス ドニー・ウォールバーグ、他 オススメ度:☆☆−
【あらすじ】 ジョーンジー、ヘンリー、ピート、ビーヴァーの幼馴染み4人が今年も山小屋に集まって来た。夕食を囲み他愛のない話に興じる4人には秘密があったのだ。それは20年前に4人で助けたある少年から授かった不思議な力・・それは年齢を経た彼らにとって少々持て余し気味の超能力だった。 楽しい団欒はこの夜を境に終わりを告げる。きっかけは偶然出合った一人の遭難者。彼を助けて山小屋へ連れ帰ったジョーンジーとビーヴァーは、森の動物が一斉に群れをなして移動する奇怪な姿を目にする。そして助けた遭難者の様子を見にベッドルームに行った彼らは、そこで世にも恐ろしい光景を目にする事となったのだ・・・
【感想】 スティーブン・キング原作の大ヒット小説の映画化。原作を読まれたファンも多い事でしょう・・・すんません。今回またしても原作未読のぴよです・・って、もうお約束だから書かなくてもいい?(^_^;)
さて。 予告編のコピー「見せてあげよう。見たことを後悔するものを。」・・・これネ、
当たってます! 後悔します!!(爆)
久々に予告編と原作者のネーム・バリューに踊らされた「トンデモ映画」見ちゃったぢゃんかよぅー!
登場人物のキャラの描き込みも半端だし、話の展開もバラバラで最後の最後までまとまらない。加えて予告編で思わせぶりに登場してるモーガン・フリーマンの役ドコロ・・・まったくその存在の意味も判らないし彼のキャラクターも見えない。 更にタイトルの「ドリームキャッチャー」が意味するもの・・・肝心のドリームキャッチャーと彼らの繋がりが全く説明されないし、しかも話にまるで絡まないってどーいう事なんすか!?
きっと原作ではドリームキャッチャーが内容の重要な意味を持ってるに違いない・・と思うんだけど、映画中では山小屋の中にドリームキャッチャーが飾ってあったり、ドリームキャッチャーの絵を意味深に描くシーンが出て来るだけで、これと言って話の筋とは絡まない。 まるでタイトルが「ドリームキャッチャー」だから仕方なく山小屋に飾りました・・ってだけの存在だYO!(怒)
「記憶の倉庫」を現実世界のように見せる事で、彼らの超能力を映像化しようと試みている?映画中、記憶の倉庫にいるジョーンジーが電話をするシーン等は、精神世界と現実界の倒錯を表現しようとしているのか?・・これもあまり成功しているようにぴよは思えない。(このぴよの解釈すら正しいのか不明。苦笑)
予告編と話の前半で散々期待させたサスペンス・・・オチが【ただのエイリアン・パニックムービー】で終わっちゃって、スティーブン・キングはこの脚本で本当に納得してるんだろーか??? 一緒に見に行った原作読んだ人が「話が全然違うぅ〜(涙)」って言ってたし。(^_^;)
ついその人に「ねえ、原作本貸してぇ〜!」ってお願いしちゃったぢゃんよ。 ・・・もしかして、これがこの映画の意図する事なのか? 原作とどれだけ違うか本買って確認しろっ・・て事で、原作売上倍増計画ってのがオチなのか?(笑)
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ドリームキャッチャーの上映前に、この夏公開の話題映画「マトリックス」シリーズ第二弾「マトリックス・リローデッド」との繋ぎとも言われている3DCGアニメ『アニマトリックス@ファイナル・フライト・オブ・オシリス』を上映しました。
完全フルCGアニメと言えば、一昨年前公開になった超大型駄作アニメ映画「ファイナル・ファンタジー」が記憶に新しい所ですが(相変わらず無茶苦茶言ってるなぁ)CGアニメの世界の進歩ぶりというのは、本当に目を見張るばかり。
ファイナル・ファンタジーでも脚本はともあれ、その映像世界の素晴らしさには息を飲んだぴよですが、この作品はファイナル・ファンタジーよりも更にその映像世界が進歩したと実感させる素晴らしいCGアニメだった! たった11分の上映ですが、これは一見の価値ありですなぁ〜!
ファイナル・ファンタジーの革新的試みが、この「アニマトリックス」でようやく開花したと言ってもいい!
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