監督:カート・ウィマー 出演:クリスチャン・ベール エミリー・ワトソン テイ・ディックス、他 オススメ度:☆☆☆−
【あらすじ】 21世紀初頭に起こった第三次世界大戦後、生き残ったわずかな人類はこれ以上の戦争を起こさない為に、「プロジウム」という精神に作用する薬を注射する事で、人間から全ての感情を抹殺し、社会秩序を守る事を選択。感情の発露を促す絵画、映画、詩集、音楽等を保持する事を禁じ、持っているだけで処罰の対象になった。 反乱者を取り締まる第一級クラリック(聖職者)の「プレストン」は国家の為に忠実に任務を遂行していたが、ある日反乱者の女性「メアリー」を逮捕した事がきっかけで、感情を取り締まる事に疑問を感じるようになった・・・
【感想】 大体からして「SF近未来アクション・ムービー」と言ったら、結構映画ウケするネタだしもうちょっと話題になってもよさそうなモノなんだけど、全然この映画ってマスコミでも取り上げられてないよねぇ? これは・・・もしかして・・・(^_^;)
というイヤな予感を抱きつつ試写会見に行ったんだけど、思った通りの超B級な映画で。(爆)
第三次世界大戦が終わってからどれくらいの年月が経った設定なのかよくわかんなかったんだけど、それにしても近未来の世界観が中途半端なんだよなぁ〜!無機質なインテリアで「いかにも近未来!」って作りにしようとしてるかと思えば、クラリック達が乗ってる車は現代のフツーの車だったりしちゃうし(苦笑)
映画の作りによっては面白くなりそうなネタなのに、どーにもこーにもB級感バリバリで全体の作りが安っぽいし、何よりも一番この映画の見せ場になるであろう「21世紀のアクション・シーンをリードする斬新な戦闘スタイル、ガン=カタ<GUN=KATA>」(←公式HPをまるまるコピった)のシーンに、全く斬新さも感じないのは余りに痛過ぎる。(はははっ)
クライマックスの戦闘シーンで一番強敵でなきゃいけない相手が、いとも簡単にサックリ倒されちゃうってのはどーなんでしょうかねぇ・・黒幕の目星も途中で付いちゃう&クライマックスはショボいってーんじゃーアクション映画としてまるで成り立ってないよーな気がするんすけど。(^_^;)
まあそこそこ楽しめる作りにはなってるんだけど、満足感は得られないという「超微妙」な映画なんですけど・・・ある意味B級SFファンとB級アクションファンにはご満悦な一品になってるとも言えるんでしょうか?(笑)
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