監督:トニー・ガトリフ 出演:オスカー・コップ ルー・レッシュ チャボロ・シュミット、他 オススメ度:☆☆☆
【あらすじ】 夏休みにフランス北部のストラスブ−ルの裕福な地区に住む祖母の家に預けられた10歳の少年「マックス」は、街の酒場でいつも耳にする「マヌ−シュ・ギター」の演奏に心奪われ、マヌーシュ・ギターの名手「ミラルド」から直接ギターを習いたいと思うようになった。 マヌーシュ・ギターを手にいれるために、ミラルド達が住むロマ居住区へ向かったマックスは、そこで中古ギターを譲ってくれるというとある黒い大きな瞳を持つ少女「スウィング」に出会ったのだ・・
【感想】 「マヌーシュ・ギター」と言っても想像が付かない人が多いかもしれない。「ロマ族」と言ってもピンと来ない人も多いかもしれない。マヌーシュ・ギターを「ジプシー・ギター」と言えば、ロマ族を「ジプシー」と言い替えれば判るかな。 ジプシーは近年まで(ともすれば今もなお)迫害を受け続けた歴史がある。
映画を支配しているのは「マヌーシュ・スウィング(マヌーシュとスウィング・ジャズの融合音楽)」の陽気で力強く、しなやかで凛としていて、そしてどこか哀愁漂う切ない旋律。これが役名でも想像付くだろうけど、主人公マックス少年と一夏の恋に落ちるロマ族の少女「スウィング」とばっちりシンクロしている。
マヌーシュ・スウィングの旋律と、ジプシーの悲哀、それにロマ族の少女と白人少年の一夏の小さな恋の物語が三位一体になって話は進むんだけど、ぴよは正直言ってあまりこの2人の小さな恋人達の物語にはピンと来なかった。(^_^;)
でも、スウィングとマックスの2人が野を駆け、森を横切り、虫を捕らえ、川遊びをするシーンは、すっごくノスタルジックな気持ちになったなぁ・・・そう。子供の頃友達と「秘密基地」を作って、そこに宝物(例えば河原で見つけたキレイな石やガラス玉、ヘビの抜け殻や拾ったおもちゃのコイン)を隠してた頃・・・あの頃の自分を思い出して妙にしみじみしちゃったよ。 それにしても、ちょっと展開が混沌とし過ぎていたよーな・・ノスタルジック感は満載なんだけど、それがどーしたと思っちゃうとそれまでで(をい)
ただ、マヌーシュ・スウィングの素晴らしさを堪能出来るという点においては☆5つ確定と言えるねっ! この映画は筋や内容は度外視して、ただ音楽に酔いしれる為だけに見た方がいいかもしんないわ。(^_^;)
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