監督:崔 洋一 出演:山崎 努 香川照之 田口トモロヲ、他 オススメ度:☆☆☆+
【あらすじ】 花輪和一、受刑者番号222番。銃砲刀剣類不法所持、火薬類取締法違反で懲役3年。 辛く悲しい日高刑務所暮らし・・・のハズが、入ってみればそこは今までの刑務所のイメージを覆す「お気楽・極楽?」獄中ライフが待っていた!?厳しい規則はあるもののテレビだって見られるし、雑誌も読める。お正月にはおせち料理もでるし、イジメもなければ暴力もない・・・そんな花輪和一の「獄中ライフ」一挙公開!
【感想】 予告編見た時から「これはー!絶対に見なくちゃ!!!」って思ってた一作。もうすぐ公開終了しちゃう〜・・ってんで、慌ててようやく見に行って来ました♪ ちなみに原作は主人公と同名「花輪和一」著の同名コミック。勿論ぴよは未見です(^_^;)
この映画は予告編の作りがすっごくいいな。うん。・・つーか、予告編の作りが良過ぎるんだわ(苦笑) 決して面白くない映画じゃない、むしろ「かなり面白い映画」だったんだけど、予告編があまりに面白かったから、当然のように予告編以上の面白さを期待しちゃって逆に「あれ?」って拍子抜けしちゃった・・みたいな。
映画は「山崎努」演じる「花輪和一」の単視点&独白形式で、花輪が体験し感じた「獄中ライフ」が独特の語り口でオムニバスに展開されて行くんだけど、この映画は本当に「山崎努」という俳優以外では成り立たない!・・・彼の声、彼の演技、彼の語りでなければ、コレほど面白いとは感じなかったんじゃないだろーか。
山崎努の脇を固める俳優も個性派かつ演技派揃いで、ナニゲにすっごく豪華なキャストの映画なんだよネ♪ ゲスト出演チックに窪塚クンや椎名桔平サンなんかも「チョイ役」で出ちゃったりして、実に楽しませてくれたりする。
・・・けど、やっぱり予告編以上のモノを感じさせてくれなかったのは痛いなぁ。
でもこの映画を見ると、今の生活よりも刑務所の方がよっぽど楽しそうに思えちゃうから怖い。(^_^;) リストラされて明日の飯にも事欠くよーな生活してる人が見たら、思わず犯罪に走っちゃうんじゃないか・・・つーか、ぴよも刑務所に一度くらい入ってみたいなぁ〜って思っちゃったぢゃんね。 ある意味、平成大不況が続く今の時代に公開するのは相当ヤバい映画なんじゃないか?(爆)
個人的に大笑いしたのは、ラストのスタッフロールで「大林漣」さんの役名が『ティッシュマン高橋』になってた事! ・・・それからネ、ぴよも「ご飯に醤油」かけて食べるの、実はかなり好きなんですわ♪(笑)
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