2003年03月12日(水) |
ブラック・ダイヤモンド |
監督:アンジェイ・バートコウィアク 出演:ジェット・リー DMX ケリー・フー、他 オススメ度:☆☆☆☆−
【あらすじ】 「トニー・フェイト」は強盗グループのカリスマリーダー。ロスのとある宝石商からダイヤモンドを強奪しようとしている所を、謎の東洋人「ダンカン・スー」に追跡され、スーから「ブラック・ダイヤモンドは盗むな」と警告を受ける。警告を無視してブラック・ダイヤモンドの強奪に成功したトニー達だったが、ブラック・ダイヤモンドを狙っていたのはスーだけではなかった。 犯罪組織のボス「リン」もそれを狙う一人・・・彼はトニーの愛娘を誘拐し、「ブラック・ダイヤモンドを渡さねば娘の命はない」とトニーを脅して来たのだが・・・
【感想】 ぴよ大・大・大好き♪ジェット・リー様主演の最新映画!!・・・のハズなんだけど、映画のコピーでは「ジェット・リー主演」って書いてあるにも関わらず、実際はリー様の相手役「ヒップホップ界の黒いカリスマ」と呼ばれる「DMX」の方が、キャラの描き込みも丁寧だし印象的シーンが多いぞ。(^_^;)
はっきり言うけど、映画の脚本自体はかーなーりー甘い。(苦笑) 今回リー様は台湾政府の秘密警察の一員の役なんだけど、彼のキャラ設定もかなり曖昧&説明不足だし、大体からして台湾政府のモノだったハズの「ブラック・ダイヤモンド」が、何故ロスの宝石商に流れていたのかというのも全然説明がない。 いきなりリー様が現れて「あれは元々台湾のモノだ」って言うだけで、根拠もなければ理由も何もない・・超ご都合主義バリバリに話は進み、ノリとアクションだけで強引に話を展開させるダメっぷり炸裂。(^_^;)
それでもやっぱりリー様のアクションは素晴らしいのだ!!←こればっかりさ♪(笑) 冒頭シーンからしてのけぞるよーなすんごいアクション!今回ヘタなCGでリー様の素晴らしいアクションを汚す事なく、彼本来の動きを大切にした撮り方になってるのは高得点♪ DMXや他の役者さん達のアクションシーンと比べても、明らかにリー様の動きはスピードが違うのだ!! (ぴよは生アクションがカッコいい映画にはかなり点が甘いです♪へへっ♪)
でもなぁ〜・・・せっかくのリー様 vs 敵ボスのアクション対決シーンに、他のヤツらのどーでもいいヘボいアクションをチョロチョロ差し入れやがって、肝心のクライマックスがダレるっつーか失速しちゃったのが超残念!! つーか、敵ボス「リン」がヘボ過ぎるし!・・きっとリー様との対決シーンを、長回しで撮れるだけの格闘技術を持った役者さんが、なかなかいないって事なのネ。だからこれは仕方ない事なんだわっ(>_<)
この映画の何が一番面白いって、そりゃ〜何ってったってラストのスタッフテロップ中に流れる「トミー」と「アーチィー」の脇役2人がガンガンに飛ばす会話ですわよ! これ見ないで席立つヤツの気がしれない!大笑い必至!!
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