2003年02月15日(土) |
ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 |
監督:ピーター・ジャクソン 出演:イライジャ・ウッド ヴィゴ・モーテンセン オーランド・ブルーム、他 オススメ度:☆☆☆☆☆
【あらすじ】 モルドールの火の山を目指した9人の旅の仲間は、ボロミアとガンダルフを失った後、混乱の中3つのグループに分かれてしまった。モルドールの山へ先を急ぐフロドとサム、オークから逃れて不思議な森に迷い込んでしまったピピンとメリー、そしてピピン達を助けようと後を追ったアラゴルン、レゴラス、ギムリの3人は、白の魔法使いとして甦ったガンダルフと再会、4人でサルマンの攻撃を受けている人間の国、ローハンへと向かう事になった・・・
【感想】 先の第一部「旅の仲間(日本公開版には副題がないのねー)」の時にも書いたと思うけど、この映画は是非音響効果の良い大画面のスクリーンで見て欲しい!おうちでDVDで見たんぢゃ〜この映画の素晴らしさを堪能する事は出来ません!!
前作が人物紹介と世界観の説明に時間がかかって(それでもぴよは2回見てようやく理解出来た。苦笑)話の内部や、個々のキャラクターの掘り下げに今一つ肉薄出来ていなかった部分もあったと思うんだけど、今回は「3つのグループ」の話を同時進行にバラバラに見せて行く事で、個々のキャラを実に上手に見せる事に成功。・・いや、原作がそーなってるだけなのかもしんないけど。(お約束通り、ぴよは原作未読です♪)
今回は「指輪をモルドールの山へ運ぶ」事よりも、冥王サウロンとサルマンが手を結び、強大化した暗黒勢力が、いよいよ「中つ国」の完全支配へ乗り出して人間界を襲う・・それを守ろうとするガンダルフ率いる「白の勢力」との全面戦争、ここの部分に一番の力点が置かれている。 3つのバラバラに動いているグループも、この全面戦争に何かしらの関わりを持ちながら話が進められている。
これが!すげーよ!・・とにかくすんごいスケール、迫力、圧倒的映像空間!! 頭の中ですら空想しきれない・・凄まじいスケールの映像がスクリーンに次々と映し出されるのを、ただただ口をポカーンと開けて見入るしかなかったっす。人間ってここまで映像化する事が出来るようになったんですねぇ。本当に撮影・映像効果技術の進歩を、神に、映画界に、感謝したい!!
映像だけじゃなくて、今回の話では旅を続けて行く内に、それぞれのキャラが成長している姿をきちんと描き込んでいる部分も注目したい。特に不思議の森に迷い込んだピピン、そして前作ではただの卑しい大食らいで、フロド達の足を引っ張るだけの存在だったサムの成長はめざましい。
アラゴルン、レゴラス、ギムリの3人が、旅を続けながらも友情と結束を固めて行く様子も、無理なく自然に話に溶け込みながら見せてくれる辺りは本当にウマい。 3つの話が同時進行しているので、余計頭が混乱するのでは・・と見る前は思ってたんだけど、前作よりも個々のキャラが際立って判り易くなり、より話に入り込み易くなっていたと思う。
・・・勿論、上記の全ては前作「旅の仲間編」を見た人にとって、という前提付きですが。
あぁ・・それにしても「アラゴルン」だ♪ 彼はカッコ良すぎる!前作で一番気に入ったキャラだったけど、今作はもっとよかった♪ この映画、ぴよの中では「フロド」じゃなくて、すっかり「アラゴルン」が主人公になってるわよぅ〜(萌)
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