2003年01月25日(土) |
旋風(かぜ)の用心棒 |
監督:川原圭敬 出演:仲村靖秀 川原亜矢子 大和田伸也、他 オススメ度:☆−
【あらすじ】 とある荒涼とした港町。そこは原子力発電所の建設を巡り、推進派の業者と反対派の環境保護団体と市民の間で激しい対立と利権争いが繰り広げられていた。 その町に流れ着いた正体不明の若い男「谺丈二」は、その抗争に巻き込まれていくのだが・・・
【感想】 元々は2002年春に日本テレビ系の深夜枠で放送されていた同名タイトルのアニメを、今回完全オリジナル・ストーリーで実写映画版にリメイク?したというシロモノ。 主人公の「谺丈二」役には200名のオーディションの中から選ばれたという期待の新人「仲村靖秀」が抜擢されていて、原発反対運動のリーダーで謎の過去を持つ女を演じるのが、カリスマモデルの川原亜矢子・・・何やらきな臭い3流映画の臭いがプンプンしますが(苦笑)
正直に申し上げましょう。
今年最低の映画決定ですな。
吠えてませんて。 マジで言ってますってば。(笑)
まずからして、脚本があるんだかないんだかよくわかんない・・つーか、映画見てもどういう話だったのかさっぱりわかんなかったんだわよ。これはたぶんぴよがアホだからってーんじゃなくて、脚本も悪ければ演出も、演技も、映画全体の作りも、何もかもがイケてなかったんだと思うんだ。 いや、マジでだよ?ぴよのオツムの問題じゃないんだってば!(^_^;)
簡単に言えば、謎の男がとある原発建設に揺れる町に流れついて、そこで出会ったとある少年の家族を助ける為に男が立ち上がるんだけど、男には何やらこの町に因縁がありそうで、更にこの原発の反対派のリーダーの色っぽい女にも秘密が隠されているらしい・・・って話なんだけどさ、
死ぬ程つまんねー!
・・・今度も吠えてないってば。本当なんだってば。(^_^;)
何もかもが中途半端で説明不足、主人公のキャラも見えなければ(これが謎の男だからって理由は許されないくらいヒドい) 河原亜矢子演ずる女の謎の設定も全く持って理解不能。彼女の子供時代のトラウマ?的出来事をフラッシュバックのように映画中に挿入されているんだけど、それでも何か何なのかさーっぱりわかんない。
面白味もまるでなければ、訴えかけられるものもなく、アクションも中途半端なら演技も3流、脚本・演出に到っては、そこらの高校生が学園祭の出し物に作った8mm映画だってコレほどヒドくはないだろうって出来で。
よくこの映画を、あの巨匠「黒沢明の名作・用心棒が原案です」とコピーしたもんだと、逆に感心しちゃうね。 黒澤ファミリーは、本当にこの映画を見てから明氏の名前をコピーに使う事を許したんだろうか? ぴよが黒沢明の親族だったとしたら、絶対に許せないけどねぇ・・・
ここまでボロカスに書いたのって初めてかも?(苦笑) へそ曲がりなみなさんは、ぴよがここまで酷評してるんだから、逆にどれくらい面白くないのか自分の目で確かめてやろーじゃないかって思ったりしない?(笑)
チャレンジしてみてチョーダイよ! そして、ぴよの感想が「アータの言う通りだわよぅ!」って叫んでチョーダイよぅ!!(爆)
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